急上昇
元治
ラグビー・ワールドカップ(W杯)の「公認キャンプ地」となっている大津市に滞在中のウェールズ代表が4日、同市御陵町の皇子山陸上競技場で、小学生を対象にしたラグビー教室を開催した。市内の小学1~6年の男女計123人が参加。子どもたちは世界トップレベルの選手たちを前に胸を躍らせながら約30分間、汗を流した。
ウェールズは世界ランキング2位(3日現在)の強豪。W杯ではジョージアとオーストラリアを相次ぎ破り、1次リーグD首位と勢いに乗る。9日に大分市であるフィジー戦に向けて大津市内で調整中だが、練習の合間を縫い、小学生との交流に快く応じた。
この日は、フルバックのリー・ハーフペニー選手ら計11人が参加。選手たちの姿を一目見ようと保護者など市民約500人が見守る中、選手は通訳を通して、子どもたちにボールの投げ方や試合での動き方をアドバイスしながら、パスやキックなどを指導した。
タックルの代わりに腰につけたタグを取る「タグラグビー」を小学校でしているという、市立平野小5年の山本和祈(かずき)さん(11)も参加し「選手たちは大きくて、一緒に練習ができて楽しかった。ウェールズの選手たちみたいに、大きく強くなりたい」と話した。
5日午後2時半からは、ウェールズ代表が皇子山陸上競技場で市民向けの公開練習を設ける。事前予約不要で無料。市民以外でも見学できる。午後4時までの予定。
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