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- 19/09/15 06:50:53
新元号、正式委嘱は5人「天翔」が一時有力に
[2019年9月14日19時12分]
政府が「平成」に代わる新元号の候補名提出を正式委嘱した専門家は「令和」を考案した中西進大阪女子大元学長(日本古典)ら5人だったことが判明した。安倍晋三首相の意向を反映する形で、国書(日本古典)の専門家2人が含まれていた。選定過程では令和と同じ万葉集を典拠とする「天翔(てんしょう)」を中西氏が考案し、一時有力になっていたことも分かった。関係者が14日、明らかにした。
正式委嘱は3月14日付。5人のうち3人は最終候補6案の考案者で、中西氏のほか、「英弘(えいこう)」「久化(きゅうか)」「広至(こうし)」「万保(ばんぽう)」を提出した宇野茂彦中央大名誉教授(中国哲学)、「万和(ばんな)」を考えた石川忠久二松学舎大元学長(中国古典)だった。
残る2人のうち1人は池田温東大名誉教授(東洋史学)。もう1人は明らかになっていないが、関係者は「国書の専門家で現在70歳前後」と説明した。この2人の案は最終候補に残らなかった。
日本の元号は漢籍(中国古典)から引用するのが慣例だが、首相は第2次政権発足後、国書からの採用を希望する意向を内閣官房の担当者に伝えた。担当者は新たな考案者として、万葉集研究の第一人者である中西氏ら国書の専門家2人を追加した。
天翔は中西氏が提案し、首相も「気に入っていた」(関係者)という。万葉集に収められた山上憶良(やまのうえのおくら)の歌の一節にある「天翔(あまがけ)り」が典拠とされる。ただ日本語の音を表すために漢字を当てはめただけの「万葉仮名」をもとにした引用だったため、元号選定基準に定める「良い意味を持つ」との条件に合致せず、最終候補に残らなかった。
これを受け、政府は中西氏に別の候補名を考案するよう追加依頼。3月下旬に3案が提出され、この中に令和が入っていた。(共同)
https://www.nikkansports.com/general/news/201909140000830.html
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