テレビで見た、検索してで調べた、怖いと思った。
ただ、あれって本当にワクチンの副反応なの？

ワクチン以前から、
転換性障害、俗にクララ症候群とも呼ばれる
心因性の運動機能障害は知られていた。
これは思春期、その中でも女子に多く
歩行障害、四肢の麻痺、感覚移譲など
ワクチンの副反応とされる症状と酷似している。
つまり、ワクチンを接種しなくても
同様の症状を呈する人がいたということ。
そしてワクチン接種によって増加しているというデータはない。

名古屋スタディという７万人以上を対象にしたアンケート調査がある。
これはワクチンと副反応の因果関係を立証する目的で実施された調査。
けれども、結局ワクチン接種の有無で差は認められなかった。

日本のマスコミは、副反応？の報道には熱心。
けれども、海外では因果関係が否定的に考えられていること
日本でも、産婦人科学会や小児科学会が接種を推奨していること
名古屋スタディのような因果関係に否定的な調査の結果
こういったことの報道には消極的。
最終的に接種をするかしないかは個人の判断だけれど
その判断のための情報が著しく偏っている。

子宮頸がんは命にかかわる病気
そしてがんの中では比較的若い世代に多く発症する。
妊娠・出産のリスクにもなる。
その可能性を少しでも下げることには大きな意味がある。
ちょっと調べただけで、安直に怖いから打たないではなくて
もっと広く、しっかり勉強した上で判断しようよ。