昨年の親子死亡事件 次男(５３)殺害容疑で母親の介護を手伝っていた同居の男とその知人逮捕 所沢

親子死亡 次男殺害容疑で同居の男ら２人逮捕 埼玉 所沢
2019年7月1日 20時33分

去年、埼玉県所沢市の住宅で高齢の女性とその次男が遺体で見つかった事件で、警察は女性と同居していた男とその知人の男を、次男に対する殺人の疑いで逮捕しました。

去年２月、埼玉県所沢市の住宅の浴室で、この家に住む入江富美子さん（当時76）が浴槽に沈んだ状態で、次男の大崎欣孝さん（当時53）が上半身を刃物で刺されて死亡しているのが見つかりました。

その後、入江さんと同居していた佐久間義明容疑者（54）と知人の大谷竜次容疑者（43）が、入江さんのキャッシュカードを使って現金を引き出したとして逮捕・起訴され、警察は２人が死亡したいきさつについても事情を知っているとみて捜査を進めてきました。

その結果、現場の状況などから佐久間容疑者らが大崎さんの腹などを刃物で刺して殺害した疑いがあることが分かり、１日、殺人の疑いで逮捕しました。

当時、佐久間容疑者は死亡した入江さんの介護を手伝っていたということで、警察は動機などを捜査するとともに、入江さんが死亡した経緯についても詳しく調べることにしています。

警察は捜査に支障があるとして、２人の認否を明らかにしていません。