ジャニー氏死亡説 拡散の経緯 へのコメント(No.1

  • No.1 寛徳

    19/07/01 20:33:14

    まとめサイトに転載→拡散

    こうしたあいまいな情報であるにも関わらず、「ジャニーさんの訃報」はネット上を駆け巡った。

    一般紙やテレビなどは喜多川氏に関する情報を発信してはいなかったという状況もあり、様々な憶測がネット上に広がりやすかったとみられる。

    計測ツール「BuzzSumo」で調べると、記事はTwitterとFacebookで5千シェアされている。

    さらに、この「訃報」は5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)にも転載され、複数のまとめサイトを経由してさらに拡散。

    中でも「2ちゃんねるニュース速報+ナビ」には2つのスレッドが転載され、ともに1万以上シェアされている。これは、過去1年間でネット上にアップされた「ジャニー喜多川」が見出しに入る記事でそれぞれ1番目、2番目の拡散だ。

    さらに「Johnny’s Jocee」というまとめサイトもこの「訃報」を「ネットメディアが伝え」た「正式報道」として転載。

    10の記事で計1万2千以上シェアされており、サイト内に掲載されているview数は計70万以上となっている。このサイトは和歌山にある企業が運営しているとされている。

    このほか、「ツイッター速報」「Share News Japan」などのまとめサイトも情報を引用しており、いずれも数千シェアされている。

    ネット上には100以上の記事が

    BuzzFeed Newsが「Buzz Sumo」で調べたところ、「ジャニー喜多川」「死去」を見出しにとった記事は6月18日から22日までで、少なくとも122個存在している。

    「Buzz Plus News」などに掲載された「訃報」を多くのまとめサイトが引用し、さらにそれが孫引きされてSNS上で拡散し、さらなる憶測を呼ぶ、といった状況が明らかになった。

    拡散は翌23日、ITジャーナリストの篠原修司氏による「ジャニー喜多川さん死去の不確定情報、匿名ブログがネットに広める。惑わされないよう注意」という記事の掲載で収束したものの、公式発表がないこともあり、憶測はくすぶったままになっていた。

    そして、一連の事態から1週間ほど経った7月1日。ジャニーズ事務所ははじめて、喜多川氏の容体を発表した。各メディアも、一斉にその内容を報じた。

    朝日新聞によると、同事務所は「今もジャニーは必死に頑張っておりますので、治療に専念することを最優先とさせていただきたく、ご理解ください」としているという。

    また、同日に開かれた嵐の会見では、松本潤さんがこう語った。

    「19日に、5人でジャニーさんのもとにお見舞いに行きました。その後も、それぞれ時間がある時に、なるべくジャニーさんの病室に通っているような現状です。1日もはやく元気に回復してくれることを祈っています。静かに温かく見守っていただければ」

    一方、ネット上に残る多くの「訃報」は削除や訂正もされずに掲載されたままになっている。いずれも拡散しないよう、注意が必要だ。

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