- なんでも
- 徳治
- 19/05/10 14:09:55
殺害された男児の父親、一審で”心神耗弱状態”を認定された被告に「厳罰」求め陳述書を朗読
5/9(木) 19:33配信
4年前、和歌山県紀の川市で小学5年の男の子が殺害された事件の控訴審で、男の子の父親が
「一審での懲役16年とする判決は裁判所に裏切られたと感じた」として、被告の男の厳罰を求めました。
(殺害された男の子の父親)
『都史君は何も悪い事はしていませんし、幼い子供です。
その都史君があんな惨い殺し方で命を落としたのに、なぜたった16年なんでしょうか』
2015年2月、和歌山県紀の川市で、当時小学5年生だった森田都史くん(当時11歳)が
近所に住む中村桜洲被告(26)に刃物で何度も切り付けられ、殺害されました。
一審の和歌山地裁は中村被告の心神耗弱状態を認定し、懲役16年を言い渡しましたが、
この判決に納得がいかないとして検察側も被告側も控訴。
9日、二審の大阪高等裁判所で開かれた判決前最後の裁判で、都史君の父親が意見を述べました。
(殺害された男の子の父親)
「頭蓋骨の裂け目から血がたまっているのが見え、目の前のとんでもない現実に声も出ませんでした。
握り続けた都史君の手は少しずつ冷たくなっていき、私の前から都史君がいなくなるのを実感しました」
「被告人は今に至るまで都史君にも私達家族にも、一切謝罪も弁償もしていません。
都史君の命を奪ったんだから、命をもって償ってほしい、それが公平な裁きだと思います。
それが無理なのだとしても、どうか、都史君に納得のいく判決をお願い致します」
都史君の父親が話をしている間、中村被告は終始うつむきながら座っていました。
判決は7月16日に言い渡されます。
5/9(木) 19:33配信 カンテレ
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