起きなかったのでハンマーで殴り、熱湯をかけた」元夫の殺害容疑で５５歳女を逮捕

　１４日正午ごろ、東京都三鷹市新川のアパート２階の一室から、「元夫が倒れたまま起きない」などと１１９番通報があった。
　室内で頭などから血を流して倒れている男性が見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
　警視庁三鷹署員が近くにいた元妻とみられる女を任意同行して事情を聴いたところ、関与を認めたため、殺人容疑で逮捕した。当時の詳しい経緯や動機を調べている。

　逮捕されたのは現場アパートに住む無職、自称・秋山朝子容疑者（５５）。逮捕容疑は１４日午前、自宅で元夫とみられる６０代くらいの男性の頭をハンマーで殴打し、身体に熱湯をかけて殺害したとしている。

　同署によると、秋山容疑者は当時の状況について、「元夫が床の上で寝ていて『ベッドで寝なさい』と声をかけたが、起きなかったのでハンマーで殴った。
　まだ起きなかったので、給湯器のお湯を洗面器に移して身体にかけた」などと供述。
　ハンマーは室内から見つかった。通報者は秋山容疑者で、それまでの数時間ほど男性を放置していた疑いがあるという。

　同署は遺体を司法解剖し、死因や身元の確認を進める。