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- 19/03/20 16:33:42
アジアでも活躍する熊本県の公式キャラクター「くまモン」。19日、中国で活動する時の新しい名前が発表された。
熊本県知事公室・白石伸一政策審議監
「“熊本”と“クマ(熊)”の漢字を掛け合わせた『熊本熊(ションベンション)』を公式な中国名として使用することにします」
中国語で「熊本熊」と書き読み方は“ションベンション”、上から読んでも下から読んでも“ションベンション”。
この改名により、人口およそ14億人の中国や台湾では“ションベンション”で統一日本の「くまモン」の呼び方が少数派になった。
この改名に合わせ、東京・銀座のアンテナショップでも中国語の表記を急きょ、名前を張り替えたという。
実はこれまで、中国での「くまモン」には名前で失敗した過去があった。「くまモン」は日本で誕生した2011年以降、中国でもジワジワと人気に火がついていったが中国では当初ローマ字の「KUMAMON」など多数の表記があったという。
すると2013年、熊本県は中国人により親しんでもらえるよう改名に踏み切った。中国語とアルファベットの当て字にして
「酷MA萌」中国語で「かっこいい」「外国産」「かわいい」という意味が込められている。
しかし、これが大失敗。全く浸透せず、逆効果になってしまった。 そこで行われた今回の“ションベンション”への改名。違いは一目瞭然で、中国人にわかりやすい名前のようだ。
また、この改名にはもう一つの大きな役割がある。中国各地で出没する「偽くまモン」対策として、熊本県は改名を機に中国で商標を申請した。熊本県知事公室・白石伸一政策審議監「海外の企業の方々に、このキャラクター、イラストをしっかり活用していただいて、それで利用料が入ってきます」
その利益は著作権侵害の対策費用などに使っていくという。
しかし、改名により、ある矛盾が発生してしまった。実は「くまモン」は“クマのオス”ではなく、“男の子”という設定。
新しい名前は、普通のクマと勘違いされそうな名前だが… 熊本県知事公室・白石伸一政策審議監「クマになってしまうかもしれませんけど、愛着を持っていただければ、愛していただければと思っています」 小さな矛盾は気に留めず、“ションベンション”として中国でのブレイクを目指す
Yahoo!ニュース 03/19
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