千葉・野田 女児虐待死 県の第三者委が初会合

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  • 佃煮
  • 19/02/22 07:52:31

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅で死亡し両親が傷害容疑で逮捕された事件を巡って、関係機関の対応を検証する県の第三者委員会の初会合が21日、千葉市中央区の県庁で開かれた。

 冒頭、出席者全員が1分間の黙とうをささげた。続いて、森田健作知事が「亡くなられた心愛さんの気持ちを考えると本当に痛ましく悲しい。徹底的な原因究明を通じて再発防止策をしっかりと検討し、実施していく決意だ」と述べた。

 委員会は、子どもの虹情報研修センター(横浜市)の川崎二三彦センター長が委員長を務め、弁護士や精神科医、教育関係者など専門家8人で構成。この日は6人が出席し、検証の目的や方法の確認などにとどまり、具体的な検証まで話が及ばなかった。今後、県柏児童相談所や野田市、同市教委などからヒアリングするという。

 今回の事件を巡っては関係機関の不適切な対応や連携不足、虐待リスクの判断の甘さが問題視されている。心愛さんが父勇一郎容疑者(41)による暴力を告白した学校のいじめアンケートの写しを野田市教委が勇一郎容疑者に渡していた。また、柏児相は心愛さんの一時保護中に母なぎさ容疑者(32)からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていると聞かされたのに状況を確認しないまま保護を解除。さらに、解除後に親族宅で暮らしていた心愛さんに勇一郎容疑者が「たたかれたのはうそ」などと虚偽の内容を書かせたにもかかわらず、柏児相が帰宅を許諾する決定をした。他にも心愛さんが自宅に戻ってからどの機関も自宅を訪問せず、今年に入ってからは学校を長期欠席したにもかかわらず、安否確認をしなかった。

 初会合終了後の記者会見で、川崎委員長は報告書のとりまとめ時期は未定とし、今後は月1回程度のペースで開催すると説明。「どういう引き継ぎがあったのか。学校現場でどう対応したのか。しっかり検証して実効性のある報告書を出していきたい」と述べた。




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