- ニュース全般
- 魚介
- 19/02/14 12:38:21
愛知県は14日、同県田原市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。13日に感染が発覚した養豚場の隣で、周辺は「養豚団地」として養豚場が密集している。県内での感染確認は、6日に判明した豊田市の養豚場と田原市の関連農場などに続き、5カ所目となる。
県畜産課では13日の発生を受けて、半径3キロ圏内にある養豚場に立ち入り検査を実施。血液検査で陽性反応が出たという。
県は13日に2例目の養豚場から半径3キロ圏内にある33施設約5万3000頭の豚の移動を制限し、3~10キロ圏内の34施設約4万7000頭についても搬出制限したばかり。
2例目の殺処分作業が13日から継続中で、5カ所目も至近距離にあることから、県は緊急対策会議を開き、対応を決める方針。
◇危機感を募らせる養豚業者
県内でも「養豚のメッカ」(業界関係者)とされる田原市での感染拡大に、養豚業者は危機感を募らせた。
同県常滑市で養豚業を営み、名古屋の市場で出荷団体の会長も務める都築周典さん(68)は「確認された施設周辺は、養豚農家が集中する『団地』。ここで広がったら全滅だ」と危機感をあらわにした。被害拡大を食い止めるワクチンについて、農林水産省は「豚肉輸出ができなくなる」などとして認めない方針だが、都築さんは「日本の輸出は極めて少量で、むしろ輸入に頼っているくらい。ワクチンを早く認めてくれないと、安心して眠れない。仲間も同意見だ」と訴えた。
- 0 いいね