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「過去の扉 前編」の舞台は、5年前の高知県。成績優秀だが、少しぼんやりした女の子と周囲に思われている黒島は、殺人衝動を抑えきれず、子どもや友人を殺す妄想をしていた。ある日、トラックと接触した黒島は、病院でCTを撮られる。猟奇性の原因が脳にあるのではないかと考え、医師に「異常はないのか」と訴えるが、異常なしという診断を受けるのだった。
その後、黒島は自身の家庭教師で、医大生の松井(池岡亮介)にCT画像を見せ、異常がないかどうか調べてほしいと頼む。数日後、診断結果を伝えることを松井はためらうが、黒島は傷ついてもいいから真実を知りたいと涙を浮かべる。
松井は、黒島のCTを見ながら、「反社会性パーソナル障害とか、いくつかの精神疾患の人の脳に似ている」と言う。黒島が当てはまるということではないが、「ソシオパス、サイコパス」の人が多いと告げる。それを聞いた黒島は、机に突っ伏してショックを受けたのかと思いきや、「わたしそれです」とホッとした様子で松井に自身の異常性を打ち明ける。
両親に相談して検査を受けた方がいいと松井は勧めるが、黒島は自身の異常性を両親に伝えることを拒否する。しかし、黒島の母親は、意味深な表情を浮かべながらドアに耳を当て2人のやり取りを聞いている、という場面で前編は幕を閉じた。- 13
19/09/11 18:40:45