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- 佃煮
- 19/02/02 04:54:44
2/2(土) 2:00配信
2012年ロンドン五輪の柔道女子57キロ級金メダリストで、16年リオデジャネイロ五輪でも銅メダルを獲得した松本薫(31)=べネシード=が現役を引退することが1日、関係者への取材で明らかになった。若手の成長や闘争心の衰えから決断したとみられ、近く記者会見する予定。
金沢市出身の松本は闘志むき出しで相手に向かうスタイルから「野獣」と呼ばれ、国際舞台で活躍してきた。リオ五輪後に結婚し、17年夏に長女を出産。18年1月に「ママでも金」を目指し、本格的に競技に復帰した。
しかし、同年11月の講道館杯全日本体重別選手権で大学生相手に初戦敗退。今年の世界選手権(東京)代表を逃し、東京五輪代表入りが厳しい状況となっていた。
同年12月には「『野獣を作る』ことは疲れるし、大変。講道館杯では『小野獣』にしかなれなかった」と複雑な心境を口にし、子育てと柔道の両立への悩みも語っていた。
松本は出産後に競技復帰を決めた際、「若手の乗り越える『壁』になりたい」と話していたが、同じ階級では23歳の芳田司(よしだつかさ)(コマツ)が台頭。昨年の世界選手権で優勝したことも、引退を決断した一因とみられる。【松本晃】
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