• No.383 佃煮

    19/01/12 11:37:13

    12
    「愛くん・・・と斉藤君、久しぶりだね。向こうでの評判を聞いてるよ。頑張ってるみたいだね。」
    愛は目を合わし、一瞬表情が強張る。
    「椎名部長、お久しぶりです。」
    そんな空気を遮るように斉藤は穏やかに椎名と近況を話始めた。
    斉藤は一瞬の空気で2人のただならない関係を察していた。元々、愛が部長を慕っていたのはわかっており、移動前は部長と2人きりになるのを必死で妨害していた。斉藤は移動の話が来た時は、断わろうかとも考えたが部長もまさか不倫なんてしないだろうと思い受けてしまった事を後悔した。
    斉藤はただ2人の様子から、少なくとも愛の気持ちに迷いが見えている・・・そう判断した。
    斉藤が飲み物を取りに行っている間、椎名が
    「今晩、久しぶりに合わないか?」と愛を誘う。
    「すいません、部長・・・予定があるので・・・」視線を外らせながら愛は答えた。
    「そうか・・・」
    椎名は正直驚いていた。椎名の誘いを断る事なんてなかった・・・最近までは。何か心境の変化があったのだろうか?浮気がバレていた事は薄々分かっていたが、元々2人の関係も不倫であり、何の誓約も無い関係である。何も言ってこないのは、愛も理解しているのだろう。しかし、いつのまにか椎名にとって愛はかけがえのない存在になっていた。手放す事なんてできない。
    椎名はその事を伝えたい気持ちはあるが、愛とは親子程年も離れているし不倫関係でもある。愛の為にも今は言えない。そう判断した。

    新年会も終わり、各人がそれぞれの帰路につく。椎名は斉藤と歩く愛の姿を目で追っていた。

  • No.384 海の幸

    19/01/12 23:22:29

    >>383
    斉藤ってところで、斉藤洋介が頭に浮かんで吹いてしまうw

コメント

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返信コメント

  • No.385 佃煮

    19/01/13 09:00:05

    >>384
    吹いたwww
    斉藤の「さ」を抜いてイメージしてください。
    斉藤洋介が妄想に加わってしまった・・・

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