【NHKが暴露】中国、100万人のウイグル人を強制収容所送りに

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      18/12/19 00:47:27

    ■「収容所」の実態は

    「収容所」とは、いったいどんな施設なのか。

    ことし11月、その実態を知る人物が人権団体の招きで来日しました。新疆ウイグル自治区出身で、10年前に移住先のカザフスタンで国籍を取得したオムル・ベカリさん(42)です。

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    オムルさんは去年3月、実家に里帰りすると5人の武装した警察官が現れ、「収容所」へ連行されました。拘束はおよそ8か月間続きましたが、カザフスタン政府の働きかけで解放されたということです。

    取材に応じたオムルさんは突然、バッグから鉄製の鎖を取り出し、自分の両手と両足を縛りました。収容所で自分が置かれていた状況を再現したのです。

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    そして、早朝から深夜まで思想教育を強制されたと語りました。

    “1日およそ15時間、手足が縛られた状態で国家や中国共産党をたたえる歌を歌わされたりウイグル族への政策のすばらしさを教え込まれたりしました。『中国共産党のおかげで、今の自分がある』と思い込ませ、『共産主義を愛するロボット』にさせようとするのです。”

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    さらにオムルさんは、「テロ行為を計画した」という容疑をかけられ、取り調べで虐待を受けたことや、虐待によって命を落とした人もいたことを明らかにしました。

    “夏は厳しい暑さの中で立たされる。冬ははだしで氷の上に立たされ、冷たい水をかけられる。イスに縛られ、後ろから棒で殴られました。2人が私の目の前で死にました。まるで死を待っているような生活でした。”

    新疆ウイグル自治区では、一部の勢力が中国からの分離・独立を目指して活動を続けているとして、中国政府が監視や取締まりを強化してきました。

    中国政府は「収容所」について、「過激思想の影響を受けた人を対象に、職業訓練を行って社会復帰を支援している」と説明しています。

    ことし11月には、ウイグル族が不当に拘束されているという国際社会からの懸念の声に対し、王毅外相が「根拠のないうわさ話だ」と一蹴しました。

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    ■日本人カメラマンが見た「異変」

    一方で、新疆ウイグル自治区の異変は、毎年現地を訪れている日本人カメラマンも感じ取っています。

    「街の魅力がどんどん薄れている」

    そう語ったのは、ウイグルでの留学経験もある川嶋久人さん(32)です。

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    以前から監視体制の強化を目の当たりにしてきましたが、ことし訪ねると監視カメラや検問所がさらに増えて、今まで気さくに接してくれたウイグル族の人たちも急によそよそしくなったといいます。

    川嶋さんによりますと、モスクの中には「愛党愛国」と書かれた看板が掲げられ、警察官がにらみをきかせるところや、カフェや駐車場に姿を変えたところもあったということです。

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    礼拝に訪れる人の姿も見当たらず、町なかではスカーフを巻いた女性もずいぶん減ったといいます。

    「自治区全体が重苦しい雰囲気です。ウイグル族はこれからどうなるのか、とても心配です」

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