パワハラ鍋社長の反論

２３日放送のＴＢＳ系「ビビット」は、元芸能事務所の従業員男性がしゃぶしゃぶ鍋に顔を突っ込まれるなどのパワハラ被害を受けたとして社長のＹ氏を刑事告訴した問題を取り上げた。

　男性は２０１５年１２月の忘年会でＹ氏に煮えたぎる鍋に顔を突っ込まれ、大やけどを負った。２２日に都内で会見し、恐怖を告白するとともに「怒りしかない」と訴えた。

「ビビット」は訴えられたＹ氏を６０分間直撃。すでに社長の辞任を表明したＹ氏は鍋に突っ込んだ行為を「過剰な行動」としつつ「私自身も責任を取らなければいけない」と謝罪した。

　一方で、いくつかの点で男性の言い分を真っ向から否定した。

「鍋に突っ込めよ！」との指示は「私の認識でしかないんですけど（男性が）『盛り上げます』っていうことで『鍋に突っ込みます』とのことだったので、強制的に何かということではないんじゃないかな」とあくまでも男性が自発的に起こした行動であると主張した。

　また、ビール１５杯、ピッチャー２～３杯のレモンサワーを強制的に飲ませたことについては「私が全部、強要したみたいな話になっていますけど、そういったことはない」とキッパリ。

　従業員の雇用関係についても「雇ったということではない」と話し、働きに見合った給料を受け取っていなかったとする被害者の主張を退けた。