- なんでも
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>>339
長くなるけど、ごめん。
原料が何であれ、それを意図的に化学合成してできたものはすべて「人工的なもの」になるのね。
グルタミン酸を含むアミノ酸には「L体」と「D体」という種類があって、この2つは似ているけれど、分子構造はまったくの真逆にできてる。
で、人間の身体の中で使われるアミノ酸はほぼL体。
だから、私達は自然とL体のグルタミン酸を美味しいと感じるけど、D体のグルタミン酸は美味しいとは感じられない。
人工合成されたグルタミン酸はL体とD体の割合が半々。
一方、天然のグルタミン酸、つまり昆布などにはL体のみしか存在しない。
これが「同じグルタミン酸でも、まったく違う」と言った理由。
で、なぜ人工的なグルタミン酸が危険なのか?なんだけど、
人間にはレセプターという機能があって、神経伝達物質を受け取る役目を果たしてる。グルタミン酸もこの神経伝達物質に含まれるんだけど、それぞれの伝達物質専用のレセプターが存在してて、グルタミン酸にはグルタミン酸専用のレセプターがある。
本来はこのグルタミン酸専用のレセプターが受け取るべきはL体のグルタミン酸のみ。なぜなら、人間の身体は本来、自然界に存在するものにしか対応できないから。
で、人工的につくられたD体を含むグルタミン酸は、本来は分解酵素によって分解されるはずなんだけど、何しろ似ているが為に、グルタミン酸専用のレセプターが反応してしまう。
つまりは、身体が誤作動をおこしてしまうということ。
すると、分解機能が正常に働かなくなり、震えやしびれや興奮などの体の異変が起きてしまう。
これが、危険といわれる理由です。
長々と、ごめんね。
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18/09/14 01:57:37