阿波おどり」開幕 目立つ空席 桟敷席以外でも観光客は減少 市長の責任は…

  • なんでも
  • 18/08/13 08:05:13


 徳島の夏の風物詩「阿波おどり」が12日夕、徳島市で開幕した。4億円超の累積赤字問題で一時、「中止か分裂開催」などと危惧されたが、例年通り15日まで開催される。だが観光客の出足は鈍く、桟敷席チケットの売れ行きは伸び悩んでいる。

 市内4カ所の有料演舞場には、「連」と呼ばれる踊りのグループが登場。鉦(かね)や太鼓、笛が奏でる囃子(はやし)に乗って「ヤットサー」の掛け声に合わせ、華やかでしなやかに舞う女踊りと、力強く跳躍する男踊りを披露。期間中、街は「踊るあほうに見るあほう」で埋め尽くされる。

 新しい主催者は、市や徳島新聞社らで作る「阿波おどり実行委員会」。委員長を務める遠藤彰良市長は、4カ所の桟敷席チケットの売れ行きに偏りがあるとして、南内町演舞場で午後10時から演じられていた踊り子や演奏者ら約2千人による名物「総踊り」の中止を決定。33の有名連を4カ所の演舞場に分散させる新たな演出も企画した。

 だが、総踊りを実施してきた「阿波おどり振興協会」は、あくまでも総踊りの実施を要望。これに対し、遠藤市長は演舞場への振り分けに賛同しなかった振興協会所属の14連を午後10時以降は演舞場から締め出し、残る19連を均等に振り分けることを決めた。

 昨年までの主催者は、累積赤字をめぐり市と対立していた市観光協会と、徳島新聞社。振興協会は、観光協会の破産を回避させるため、資金集めなどで支援してきた経緯がある。

 一方、今年の有料演舞場や「選抜阿波おどり」などのチケット販売率は7日時点で約51%で、昨年同時点を9ポイント下回っている。昨年の有料演舞場の初日(12日)の販売率は、総踊りが行われた南内町演舞場が100%、4カ所全体は99・7%。4日間通しの全体販売率は84・4%だった。

 阿波おどり事業の収益(25〜28年度)は、チケット収益が約1億8600万〜約1億9600万円で、収益全体の71〜74%を占める。今年はチケットの売り上げが伸びず、各桟敷席で空席が目立っており、市民からは「総踊りが中止になったのは残念。見どころがなくなった影響もあるのか、桟敷席以外でも観光客は減少しているようだ」といった声が聞かれた。

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    • 18/08/14 11:50:58

    選挙に出て世直しすればよし市民の正義を見せつけて欲しい
    テレビ新聞は反日利権集団洗脳装置ですよ徳島新聞は文屋ヤクザだよ

    • 0
    • 1
    • へびつかい
    • 18/08/13 08:11:37

    言うこと聞かない奴は踊らせない!って酷い。

    • 4
※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

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