トイレや着替えで悩む女性避難者 プライバシー空間確保に課題

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  • 早明浦ダム
  • 18/07/15 17:05:47

岡山県内では、倉敷市真備町地区の住民を中心に14日現在も約2900人が避難生活を送っている。長い人で9日目を迎え被災者の疲れもピークに達する中、女性への対応が課題としてクローズアップされている。

トイレや着替え、防犯面に子育てといった「女性ならでは」の悩みを抱え、男女が一緒に過ごす空間に不安を感じる人も多い。
プライバシー確保など女性の視点を取り入れた避難所運営が急がれる。「小学生の娘が2人いる。私を含め、何とかプライベート空間がほしい」。岡田小(同町岡田)に避難するフィリピン人の英語教員(41)=倉敷市=は訴える

多くの人が「雑魚寝」で過ごす体育館。
間仕切りはなく、英語教員は娘と毛布にくるまったり、狭い車を使ったりして着替える。異性の目を気にして暑い中でも肌を露出しないよう長袖、長ズボンで過ごすようにもしているという。

同市内の避難所では間仕切りでプライベート空間を確保する動きが出始めているが、避難生活を送る女性は安心・安全面でも不自由な生活を強いられる。
例えば、トイレが男女別に分かれていない▽下着などを干す場所がない▽子どもを気軽に遊ばせるスペースがない―などだ。

介護職の女性(48)=同市=は「生理用品や下着をみんなの前で受け取るのは恥ずかしい。せめて女性だけの場所にしてほしい」と語気を強め、第五福田小(同市水島西千鳥町)では保育士女性(39)=同市=が「環境が変わったせいか、2歳の長女が夜泣きする。周囲に迷惑を掛けられないので外に出るが、その分寝る時間はほとんどない」と話す。

ただ実際には、多くの女性が「大変なのはみんな同じ」と、困っていてもなかなか言い出しづらい現状がある。国際医療ボランティアAMDA(岡山市)グループの菅波茂代表は「避難所の運営は男性が中心になりがち。運営側は女性の視点に立った改善が欠かせない」とアドバイスする。

山陽新聞社 2018/07/15 11時32分

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    • 18/07/15 17:58:42

    偉そうに言わせてもらいますがすみません。今まで何回も日本で災害が起こりその都度避難所が設けられその都度こういう悩みや問題点があがっているのたから国や市がアンケートでもとって必ず避難所には女性の相談係として女性を〇人配置するとか避難所には間仕切りの段ボールを用意しておく等ある程度マニュアル化をしておけばいいのに。市役所の防災課かどこかが普段に担当すればよいと思うのだけど。そして市民に配る。

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    • 佐久間ダム
    • 18/07/15 17:08:05

    わーかわいそうだ…
    子供の夜泣きとか理解ない人いそうだもんなあ

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