文科省局長を逮捕 東京医科大に便宜をはかり、見返りに息子を合格させる

匿名

小河内ダム

18/07/05 13:43:18

文科省局長を逮捕、見返りに子供を医学部へ裏口入学

[2018年7月5日8時57分 ]

 文部科学省の中枢幹部が、子どもの「裏口入学」に関与か-。東京医科大(東京都新宿区)を、文科省の私大支援事業の対象校に選定する見返りに、不正な加点で自分の子どもを入試に合格させたとして、東京地検特捜部は4日、受託収賄の疑いで、同省科学技術・学術政策局長の佐野太(ふとし)容疑者(58)を逮捕した。人事や予算などで大きな権限を持つ官房長を歴任。事務次官候補と目された人物だった。天下り、モリカケ問題と不祥事続きの文科省は、再び大混乱だ。

 文科省の幹部官僚が、子どもの「裏口入学」にかかわった疑いで逮捕された。佐野容疑者は3日まで通常通りに勤務し、4日朝、秘書に有給休暇を取ると連絡。特捜部の動きは寝耳に水だったとみられる。

 逮捕容疑は、佐野容疑者が官房長だった17年5月、東京医科大の関係者に、支援事業の対象校に選ぶよう依頼され、便宜をはかった見返りとして、今年2月の入試で子どもの点数を加算させ、合格させてもらった疑い。現金の授受はないが、合格者の地位を与えたことが賄賂に当たると判断された。官房長は、人事や予算などで強い権限を持つポスト。補助金の原資はまぎれもなく、国民の税金だ。

 特捜部は、受託収賄ほう助の疑いで会社役員谷口浩司容疑者(47)も逮捕した。同容疑者は今年2月まで、医療機関の危機管理などを手掛けるコンサルティング会社の役員。佐野容疑者と東京医科大の関係者を、仲介したとみられる。

 特捜部は4日、文科省を家宅捜索。贈賄側の東京医科大の関係者は在宅で捜査する。両容疑者の認否は、明らかにされていない。

 佐野容疑者は、入省同期の中で「エース中のエース」と呼ばれた。早大大学院を修了し、85年に旧科学技術庁に入庁。文科省大臣官房審議官や会計課長など要職を歴任し、16年6月に官房長に就任。当時の事務次官は、前川喜平氏だった。

 関係者によると、旧科学技術省出身では異例の出世といわれ、省内では「将来の事務次官候補」の声もあったという。「冷静沈着、清廉潔白のイメージ」との声がある半面、「常に出世を意識していた」との指摘も。山梨大副学長を務め、15年山梨県知事選の候補にも浮上した。昨年7月に科学技術・学術政策局長に就任したが、4日付で解任された。

 林芳正文科相は「職員が逮捕されたことは誠に遺憾」と、厳しい表情で語った。昨年2月以降、森友&加計学園問題で世間の厳しい目を向けられているさなかで、省内では「裏口入学が事実なら、今どき信じられない」と失望が広がる。天下り、モリカケ問題を超えるスキャンダルに文科省は危機的状況だ。

 ◆東京医科大 東京都新宿区に本部がある私立大学。1916年(大5)に東京医学講習所として設立、46年に現名称に。医学部のみの単科大学で、医学部の下に医学科と看護学科がある。大学院も含めた学生数は約1400人。建学の精神として「自主自学」を、校是として「正義・友愛・奉仕」を掲げる。

日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/general/news/201807050000263.html

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