手取川ダム
日本の“フェアプレー”に世界が驚きと怒り
セットプレーから失点した日本が1点を追っていた80分過ぎ、他会場ではコロンビアが先制し、
そのまま試合が終了すれば、セネガルとフェアプレーポイントの差で日本は2位通過が可能となった。
すると、「ベンチからの指示」によって、日本は自陣でゆっくりとボールを回し、攻撃に出ることはせず
0-1で試合を締めた。結局、コロンビアがセネガルを下したため、決勝トーナメント進出を果たした
日本だったが、試合終盤のリアリスティックとも言える振る舞いには、世界中から非難の声が殺到している。
英公共放送「BBC」で、この試合の解説を務めていた元北アイルランド代表監督のマイケル・オニールは
西野朗監督の選択した戦術に怒りと驚きのまじったコメントを発した。「監督として他のチームの試合
結果に全てを委ねたニシノの采配には、唖然とさせられた。日本はここまで、良い意味でスポットライトが
当たっていたが、私は、次のラウンドで彼らが八つ裂きにされればいいと思っている」
また、同じく「BBC」で解説を務めていた元エバートンのレオン・オズマンは、日本の他力本願なスタンス
とともに、同レギュレーションを作った国際サッカー連盟を「クソみたいだ」と“口撃”した。
「今大会はここまで、本当に素晴らしかった。いくつかのエキサイティングな試合もあったからね。だけど、
この試合は最悪で、クソみたいだ。ラスト10分の展開は全くもって恥ずかしいし、W杯では見たくない
茶番劇だった。どうしてFIFAは、このルールを生み出したのか。はなはだ疑問だ」
スペイン紙『AS』はマッチサマリー内で、「日本もポーランドも、最後はどちらもボールが転がるのを
見つめるだけ。試合を捨て、負けたのに喜ぶ日本人の姿は奇妙だった」と綴り
さらにブラジル紙『Lance』も、「無気力な日本はブーイングでスタジアムを満たし、ある意味で試合を
盛り上げてくれた」と、皮肉めいた記事を掲載した。イタリア紙『Gazzetta dllo Sport』は、西野ジャパンの
パフォーマンスについて、「日本は他会場の結果を知り、敗北を受け入れ、プレーをフリーズさせた
そしてとくに危険なリスクを冒すことなく、時間を流した」と記した。
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