本木雅弘の長男が芸能界デビュー　ＵＴＡ名義でパリコレに出演

　俳優、本木雅弘（５２）とエッセイストで女優、内田也哉子（４２）夫妻の長男、雅樂（うた、２０）が２１日にフランスで行われたパリコレにＵＴＡ（ユーティーエー）名義でモデルとして出演し、芸能界デビューを飾ったことが２６日、分かった。ＵＴＡは世界デビューを飾ったランウェイを「緊張感と静かな興奮が入り混じった特別な体験でした」と表現。息子の晴れ姿を見守った本木も「いろいろぶつかりながら自分の幅を拡げてほしい」とエールを送った。

　バスケットボールで鍛えた１メートル９０の体躯がパリコレのランウェイで躍動した。

　本木似の端整な顔立ちと母親ゆずりの独特な空気感、さらには母方の祖父でロック歌手、内田裕也（７８）の若い頃を思わせるＵＴＡはファッションブランド、アンダーカバーとコム・デ・ギャルソン２０１９年春夏デザインを身にまとい、堂々と世界デビューを果たした。

　米カリフォルニアの大学に通うＵＴＡは、母方の祖母で女優、樹木希林（７５）の「服というのは内面を映す鏡。同じ服を着てもみんな違ってみえる。いろいろな服を着ることで、より自分を客観視できる。それは生きていく上で大切なこと」と教わったことからモデルを志し、今月、仏老舗モデルエージェンシー、ＳＵＣＣＥＳＳと契約した。

　ＵＴＡは中学でスイス、高校は小学５年から継続しているバスケットボールを武器に多くのＮＢＡ選手を輩出する米スポーツの名門、ＩＭＧアカデミーに進学。現在は米カリフォルニアの大学１年で「バスケもあり、学生として時間も限られていますが、モデル活動の場も大事にしていきたいと思います」という。

　祖母の金言を胸にモデルの一歩を踏み出したＵＴＡは、「ランウェイでは全てが服とモデルに託されていて、エネルギーを集中させる難しさはあったけれど、同時に自由さも感じました」とコメント。

　幼い頃から“武者修行”をしたＵＴＡの世界デビューを見守った本木も「もうハタチなので自分なりの選択に任せています」と信頼を寄せ、「アスリートもモデルも、芸能とはカタチの違うパワーが凝縮された独特な世界なので、それ相応のしんどさもあると思いますが、今はまだどんな体験も財産、いろいろぶつかりながら自分の幅を拡げてほしいと思います」とエール。

　日本を代表する若武者が１人、誕生した。