- なんでも
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早稲田大学リポジトリ (Waseda University Repository) より
『発達障害の増加と懸念される原因についての一考察』
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=9&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiA6Oy2scrbAhUJf7wKHXqOCwkQFghRMAg&url=https %3A%2F%2Fwaseda.repo.nii.ac.jp%2F%3Faction%3Drepository_uri%26item_id%3D10816%26file_id%3D162%26file_no%3D2&usg=AOvVaw3L-T-1a-s2OScsKWxXUtGa
6Pより
>発達障害が増加しているようにみえる原因のひとつとして、この臨床像のスペクトラム性という特徴に沿って、発達障害の概念や診断基準が次第に拡大してしまった可能性がある。
> 他にも、考慮すべき要因として、社会環境の変化がある。発達障害のある子どもの存在が社会に啓発され、発達障害の知識が社会に普及したことに伴い、発達障害のある子どもの受け入れが、以前に比べて社会(家庭や学校など)に広がった可能性が考えられる。
>さらに、生物環境の変化も懸念されている。最近の生物科学の発展に伴って、発達に影響するさまざまな生物学的要因が指摘されてきている。
>胎内環境が遺伝子発現に与える影響、母体の低栄養がもたらす胎児の発達への影響、環境ホルモンによる発達への影響、などが指摘されてきている。
7Pより
> 発達障害のある子どもの増加との関連性が懸念される気になる資料がある。一部の専門家や研究者は次に述べる問題を強く懸念している(例:坂爪, 2009a, 2009b, 2009c)
> 過去30年来、日本では赤ちゃんの出生時の体重が低下してきている。
> 低出生体重児の増加の原因としてこれまで、若い女性のやせ願望の強さ、食生活の貧困、喫煙、妊娠中の母体の体重増加に対する産婦人科医や保健師の体重抑制の行き過ぎた指導などが指摘されている。
8Pより
>低出生体重児が増加し始めた時期(1980年頃)と発達障害のある子どもが増加し始めた時期(1996年頃)とがほぼ一致することが注目される。- 3
18/06/11 11:41:08