恐怖体験・不思議体験

  • なんでも
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    • 有峰ダム
      18/06/24 10:56:27

    妊娠初期、切迫流産気味だった私は出血が続き自宅安静中。
    そんなとき旦那が事故にあった。
    運ばれた病院が電車で1時間半は軽くかかる場所。
    一生車椅子になるかも、おしっこも便も自分の意思ではできなくなるかもと言われた。
    でも私は何故かお腹の子も旦那も守る!と、変な自信がこみ上げてきた。
    「今ね、電車降りたら車っていう乗り物にに乗るからね。そしたらおうちに着くからゆっくりねんねしようね。」なんて病院の行き帰りにこと細かくお腹の子に話しかけながら電車とタクシーで毎日病院往復してた。
    動かない足をマッサージしたりしながら消灯までいて帰ってた。

    ある日、事故にあった時の衣類をビニール袋にいれて渡された日の帰り道、歩きながらも涙が出るからあまり混まない方の電車を使い遠回りして自宅へ向かってた。
    十数人しかいないガラガラの電車。一番最後の車両。座ってるとまた涙がでて来たからドア側に立って外を向いた。
    ビニール袋を抱きしめながら泣いてると男の子の言葉にならないような短い声が聞こえた。
    こんな時間に男の子が乗ってるのかな?と辺りを見たけど夜遅い電車内には十数人の大人のみ。
    男の子なんていない。
    気になった私は隣の車両に行ったけどそこにも男の子はいなかった。
    もしかしたらお腹の子だって思った。

    それから半年くらい経ちお腹の子が生まれてきてくれた。
    生れた子は男の子。
    「〇〇」って声掛けたら声にならない短い声を出した。
    あまりにタイミングが良かったから偶然だろうともう一度呼んだらまた声を出した。
    これも偶然か?と3度目、もう一度呼んだらまた声にならない短い声を出した。
    電車の中で聞いた声とよく似てた。
    今でもきっとそうだと思ってる。

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