アザラシ
学生の支援に役立ててもらおうと、福岡市の男性が九州大学に5億1600万円の寄付をした。
「財産を残すより若い方に渡した方が、お金が生きる」と考えた。九大はこれを元に奨学金制度をつくり、
学生の留学や修学を支援する。
男性は中本博雄さん(80)=福岡市城南区。11日、久保千春・九大総長に寄付金の目録を手渡した。
孫もいるが、「相続しすぎると独立心が育たない」と考え、かつて進学を目指していた大学への寄付を決めた。
高校の恩師も、22年前に脳梗塞(こうそく)で入院した際の担当医も、九大卒という縁もあった。妻の稔恵さん(74)も二つ返事で賛成してくれた。
「死んで財産を残すよりも若い方に渡した方が、お金が生きる。そこから新しい発明や発見が出て、日本が栄えていけばいい。
あの世に行ったときは財産ゼロという死に方をしたい」
中本さんは小倉西高校在学中、恩師に九大進学を強く勧められた。だが家庭が貧しく、泣く泣くあきらめた。
「先生が家に5回も来てくれたが、おやじは返事をしてくれなかった」
勉強したいという思いは消えず、働きながら独学。1972年ごろ、静電気を使ったコピー機関連の特許を米国で取った。
「情熱が執念に変わるまで勉強すれば道は開ける」。87年に福岡市で印刷会社「青陽社」を創業。財産を築いた。
九大によると、奨学金名目の寄付では過去最高額。文部科学省によると、全国でもまれな金額だという。
九大は「中本博雄賞」を創設し、来年度から20年間、学生の留学や研究成果発表のための海外渡航費を毎年35人に、
給付型奨学金を毎年30人に支給する予定。
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