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細菌汚染のメロンが豪から輸入 厚労省が注意呼びかけ
4月10日 20時16分
感染症の原因となる細菌に汚染されたメロンが、ことし、オーストラリアから日本に輸入されていたことがわかり、厚生労働省は注意を呼びかけています。
WHO=世界保健機関によりますと、リステリア菌と呼ばれる細菌に汚染されたオーストラリア産のカンタループメロンという品種のメロンを、日本やシンガポール、それにマレーシアなど9か国が輸入していたことがわかったということです。
リステリア菌はメロンの皮に付着していて、食べる際に一緒に口に入ると、妊婦や子ども、それに免疫力が低下している人や高齢者などでは、発熱や頭痛、それにおう吐などの症状を起こすことがあり、場合によっては重症化して死亡するケースもあります。
このメロンはオーストラリアの1つの農場で作られたもので、厚生労働省によりますと、日本ではことし1月中旬に198個が輸入され、すでに一般に販売されましたが、被害の報告は今のところないということです。
WHOによりますと、リステリア菌は症状が出るまでに1か月以上かかるケースもあり、オーストラリアではことし1月から今月にかけてこのメロンを食べた19人の感染が確認され、7人が死亡したということです。
厚生労働省は「ことし1月中旬ころに購入したオーストラリア産のメロンを冷凍するなどして保管しているような場合は、食べないようにしてほしい」と注意を呼びかけています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180410/k10011397971000.html
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