• No.1 餃子

    17/12/18 11:42:25




     実際のところ麻雀の部分はさておき、他は嘘だったのですが、私は小さいながらも「オレと姉は他の家の子供とは違い、新しいおもちゃをねだったり、年末のスキー旅行に連れていってもらうよう頼んではいけない」という感覚を抱くようになりました。お風呂の水を入れているのを忘れた時は「水道代を少しでも回収しなくちゃ……」とばかりに湯船の水面に口をつけ、水をゴクゴクと飲みました。完全に「我が家は貧乏」という洗脳をされてしまっていたのです。
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    10歳の段階で「抑えられた物欲」

     だからといって母親は一切のお金を使わせないということではなく、小学校に年1回やってくるチャリティーの面もある文具の共同購入の時は、必要なものをたくさん買ってくれました。ひもじい思いをしたこともありません。年に1回は九州の祖父母の家に帰省させてもらいました。今考えると親子3人で飛行機、新幹線、ブルートレインに乗るのは相当なお金がかかったことと思います。しかし、必ず九州には連れていってくれた。
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     小学校4年生になった秋、父親が海外赴任から帰国すると突然彼は「今から家を見に行く」と言いました。当時、我が家は社宅住まいだったのですが、明確に友人の間では「持ち家」と「賃貸/社宅」の間にはヒエラルキー的なものがありました。持ち家に住んでいると「○○の家は金持ちだ!」ということになっていたのです。「お前ん家は賃貸かよ」とバカにする持ち家暮らしの同級生もいました。
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     それなのに当時38歳だった父は、家を買うと言い出したのです。当時「家を買う」ということは相当なお大尽にしかできないと思っていたのに、まさか父がそんなことを言い出すとは! その時に「ウチはそこまで貧乏ではないんだな」ということは理解したのですが、長年の「貧乏教育」により、10歳の段階で「抑えられた物欲」は身についていたのでしょう。
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     以後、周囲の友人が新しいファミコンのカセットを買ってもらったり、クリスマスと誕生日におもちゃを買ってもらうのを横目に見ながらも、プレゼントを要求することは特にありませんでした。今でもキャバクラに行くこともなければ、高価な文具や時計、靴、スーツを買いたいとも思いません。
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    「いい年してロクなものを持ってないな、お前」などと言われることもないですし、幼少期に身につけた「低物欲マインド」を今でも保てていることについては、本当に感謝しています。さて、私の母のような教育をお子さんにすることを勧めているわけではないのですが、私自身は母親による「ウチは貧乏」の押しつけには今は本当に感謝しています。ローンとか借金をする意味が一切分からず、ATMの残額を気にすることのない人生を送れているのですから。

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