【相撲】日馬富士 引退の意向固める

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  • てんとう虫大量発生
  • 17/11/29 06:56:30

NHKニュース
11月29日 4時22分

大相撲の横綱 日馬富士が平幕の貴ノ岩に暴行した問題の責任を取って現役を引退する意向を固めたことがわかりました。日馬富士は29日、日本相撲協会に引退を届け出たあと、記者会見を開くことにしています。


横綱 日馬富士は巡業中の先月25日、鳥取市内の飲食店で貴ノ岩を殴ってけがをさせたとして、鳥取県警察本部が傷害の疑いで調べています。

日本相撲協会は警察と連携しながら危機管理委員会で事実関係の調査を進めていて、結果がまとまり次第、日馬富士の処分を決める方針でしたが、関係者によりますと、日馬富士は処分を待たずに、問題の責任を取って現役を引退する意向を固めたということです。

日馬富士は29日、日本相撲協会に引退を届け出たあと記者会見を開くことにしています。

日馬富士はこれまでの危機管理委員会の調査や警察の捜査に対して、貴ノ岩の態度に腹を立て素手やカラオケのリモコンで殴ったことを認め、九州場所3日目の今月14日には「貴ノ岩のケガについては、貴乃花親方、貴乃花部屋後援会の関係者、相撲協会などに大変迷惑をかけたことを深くおわび申し上げます」と述べ、謝罪していました。

九州場所後に開かれた横綱審議委員会では、調査が継続していることを理由に委員会としての判断は示されませんでしたが、日馬富士に対し、「厳しい処分が必要」という意見が多くをしめていました。


◇なぜこの時期に引退

日馬富士が日本相撲協会の処分を待たずに、みずから引退を決断したのは、品格を問われる最高位の横綱としての責任のとり方を優先したためと見られます。

日馬富士は鳥取県警察本部の事情聴取や相撲協会の危機管理委員会の聞き取りに対し、一貫して暴行した事実を認めてきました。

27日開かれた横綱審議委員会では日馬富士に対して、「厳しい処分が必要」という意見が大半を占めました。今後、相撲協会の調査がまとまり、横綱審議委員会に報告が行われると「注意」や「引退勧告」が出る可能性があります。

横綱審議委員会が「引退勧告」を出したのは、67年の歴史の中で平成22年に酒に酔って知人の男性に暴行した朝青龍の1例しかなく、日馬富士はそうした判断が出る前にみずから身を引いた形です。

さらに、次の場所の番付を決める番付編成会議が29日、開かれることも決断のきっかけになったと見られます。番付編成会議は千秋楽の3日後の水曜日に開かれることになっていて、この会議のあとに引退を届け出た場合は、次の場所の番付にしこ名が残ってしまいます。

このため、今場所限りで引退する力士はこの会議に引退届を出すのが慣例で、師匠の伊勢ヶ濱親方は29日の番付編成会議で正式に相撲協会に日馬富士の引退を届け出る見通しです。


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    • てんとう虫大量発生
    • 17/11/29 06:57:12

    ◇問題の経緯

    横綱 日馬富士は、先月25日の夜、巡業先の鳥取市で平幕の貴ノ岩に暴行したことを認めています。

    貴ノ岩の師匠の貴乃花親方が先月29日に鳥取県警察本部に被害届を提出し、警察は傷害の疑いで捜査を始めました。このとき、貴乃花親方から相撲協会への報告は行われず、相撲協会は今月2日に警察から連絡を受けたことでこの事案を把握しました。

    相撲協会は、貴乃花親方や日馬富士の師匠の伊勢ヶ濱親方に事情を聞いたものの詳細な説明はなく、貴ノ岩のけがの具合は軽いと判断していたこともあって、当初は公表しませんでした。

    しかし、その後、貴ノ岩が九州場所を休場し、2日目の今月13日に提出された診断書に「頭蓋底骨折、髄液漏れの疑い」と書かれていたことなどから、問題の発生から3週間近くたった今月14日に初めて事案を公表しました。

    日馬富士は貴ノ岩のけがについて謝罪したうえで、けがを理由に九州場所を休場しました。

    相撲協会の調査は外部理事や弁護士などで作る危機管理委員会が行い、日馬富士をはじめ、暴行現場に同席していた鶴竜や照ノ富士など力士や相撲関係者からの聞き取りを進めています。

    一方で、被害者である貴ノ岩については、貴乃花親方が「警察の捜査を優先させたい」、「本人の体調が悪い」などとして相撲協会の調査を断っているため、聞き取りは行われていません。

    こうした中、27日、開かれた横綱審議委員会では、協会の調査が続いていることから「引退勧告」や「注意」など委員会としての判断は示されませんでしたが、日馬富士に対し、「厳しい処分が必要」という意見が多くを占めていました。


    ◇日馬富士とは

    日馬富士はモンゴル出身の33歳、平成13年初場所に安馬のしこ名で初土俵を踏みました。

    軽量ながらスピードのある立ち合いと気迫あふれる取り口で番付を上げ、平成16年春場所で十両に昇進、その年の九州場所で新入幕を果たしました。

    同じ頃に入門した白鵬や稀勢の里などとともに番付を上げ、平成20年の九州場所後に大関に昇進、それに合わせて、しこ名を日馬富士に改めました。

    日馬富士というしこ名は安馬の時代から支えてきた神奈川県の神社の神職がつけたもので、相撲界に太陽のように日を照らす力士であってほしいという意味が込められています。

    日馬富士はその年の夏場所に初優勝を果たすと、平成24年には名古屋場所から2場所連続で全勝優勝し70代横綱に昇進しました。横綱に昇進したあとは、ひじのケガなどに苦しみながらも優勝を重ねました。

    ことしの秋場所は4横綱の中でただ1人休場せず、9回目の優勝を果たして横綱の責任を果たし、横綱審議委員会から「きつい思いをしながらも頑張りとおした気力には敬意を表さなければいけない」と評価されていました。


    ◇過去にもトラブルで引退

    大相撲では過去にも暴力行為などのトラブルをきっかけに現役の横綱が引退する事態が起きています。

    平成22年には68代横綱の朝青龍が、初場所中に都内の繁華街で酒に酔って知人の男性に暴行しけがをさせた問題が発覚しました。朝青龍は責任をとって引退し、そのあとに横綱審議委員会から初めて横綱に「引退勧告」が出されました。朝青龍はその後、傷害の疑いで書類送検されました。

    また、昭和62年には60代横綱の双羽黒が師匠とトラブルになり、部屋を飛び出して居所がつかめなくなる事態になり、横綱在位わずか8場所、優勝を経験することなく廃業という形で角界を去っています。

    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171129/k10011238941000.html

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    • 読売新聞:社説
    • 17/12/02 02:10:13

    日馬富士引退 綱を汚す愚行の代償は大きい

    2017年12月01日 06時01分

     力士の範となるべき横綱が、警察の捜査を受ける事態を招いた。引退するしか、責任を取る術すべはなかったと言えよう。

     大相撲の横綱日馬富士が引退した。モンゴル出身力士による酒席の際、幕内貴ノ岩に暴行を加えて負傷させた問題で、力士生命を絶たれた。引退記者会見で「横綱としてやってはいけないことをしてしまった」と語った。

     軽量ながら、低く鋭い立ち合いとスピードで大型力士を破る取り口に人気があった。不祥事は、ファンに対する裏切りである。

     横綱審議委員会は内規で、横綱として推薦する力士の条件に、「品格・力量が抜群であること」を第一に掲げる。横綱には、何よりも品格が求められる。

     いかなる理由があっても、暴行は許されない。著しく品格を欠く行為なのは明らかだ。

     横綱審議委は総意として、厳しい処分が必要だとの見解を示していた。日馬富士は、外堀を埋められ、引退に追い込まれた。日本国籍を取得していないため、親方として日本相撲協会には残れない。愚行の代償は極めて大きい。

     相撲協会の八角理事長は九州場所後、幕内、十両力士を対象に「暴力問題の再発防止について」と題した異例の講話を行った。全力士に身を律してもらいたい。

     力士の先頭に立たねばならない横綱白鵬に、問題のある言動が目立つのはゆゆしきことだ。

     九州場所の優勝インタビューで「日馬富士関と貴ノ岩関を再び、土俵に上げてあげたい」と願望を語った。刑事処分などが未確定の段階で、当事者の土俵復帰を軽々に口にすべきではあるまい。

     観客に万歳三唱を促したことも解せない。暴行現場に同席していた白鵬が、万歳を先導するのは不適切だ。相撲協会が置かれた厳しい状況を理解しているのか。

     九州場所の嘉風戦では、立ち合いが成立したにもかかわらず、力を抜いて「待った」をアピールした。寄り切られた後も、審判や行司に抗議の意思を示した。

     抜きんでた実績が驕おごりにつながっている、と言わざるを得ない。相撲協会の理事会が、白鵬に厳重注意したのは当然だ。

     貴ノ岩の師匠である貴乃花親方の対応も理解し難い。相撲協会の危機管理委員会が貴ノ岩に聴取することを拒み続けてきた。親方は協会理事として巡業部長を務めている。巡業中に起きた問題の収拾に責任を果たすべきだろう。

     相撲協会が一枚岩にならなくては、信頼回復はおぼつかない。

    読売オンライン
    http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20171130-OYT1T50128.html

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    • 毎日新聞:社説
    • 17/12/02 03:07:32

    横綱・日馬富士が引退 これで落着にはできない

    毎日新聞2017年11月30日 東京朝刊

     大相撲の横綱・日馬富士関が現役引退した。貴ノ岩関への暴行で「横綱の名に傷をつけた」と決断した。

     横綱審議委員会は「厳しい処分が必要」との見解を示しており、日本相撲協会でも解雇が想定される状況になっていた。全力士に範を示すべき横綱の暴行であり、引退は当然の流れだろう。

     ただ、きのうの引退届提出にはそれぞれの思惑が透けて見える。

     協会にとっては、現役横綱の解雇となれば、前代未聞で大相撲史に大きな汚点を残す。番付編成会議に引退届を出せば不祥事を起こした横綱の名を次の初場所の番付表に出さずに済む。横綱にとっても、解雇では支払われない退職金も引退なら受け取れる。

     しかし、引退だけでこの問題を決着させてはならない。

     日馬富士関は引退の記者会見で「礼儀がなっていないことを教えるのは先輩の義務」と弁解した。暴力に至ったのもやむなし、とも受け取れる言葉だ。

     暴力の背景を徹底検証して芽を潰していくには、いまだできていない貴ノ岩関の聴取が不可欠だ。

     協会が暴行を知ったのは発生から1週間後だ。さらに報道されるまで何の措置も取らず、日馬富士関は九州場所の土俵に上がっている。「力士のいざこざは部屋同士で」と考えるなら暴力に対する認識が甘い。

     貴ノ岩関の師匠、貴乃花親方は協会に非協力的だ。警察に捜査は委ねても、公益財団法人たる協会の理事、巡業部長として身を置く組織に協力しない姿勢は理解されない。

     若くして入門した部屋で厳しい上下関係の中で鍛えられ、力士が人としても成長する様こそ相撲道だ。しかし、その狭い社会が暴力の温床となる構図は容易に変えられない。

     横綱・朝青龍が知人に暴行し、現役引退してから7年以上がたつ。協会は研修を行い、暴力の根絶を目指してきた。横綱でも暴力を振るえば相撲界に残れない現実を、今回こそ協会全体で教訓とすべきだ。

     八角理事長は「暴力問題の再発防止について」と題した講話で「何回も何回も繰り返して指導していくことが大事」と語った。しかし、同じことが何度も繰り返されればファンの心は離れていくだけだ。

    毎日新聞
    https://mainichi.jp/articles/20171130/ddm/005/070/111000c

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    • 17/12/02 18:31:53

    日馬富士の引退に「賛成」41% 反対派の意見は?

    2017年12月01日

     11月29日、横綱日馬富士関が引退を発表した。ことの発端は日馬富士が九州場所前の巡業中、同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩関を酒席で殴り、頭にケガをさせていたことが発表されている。

     品格を求められる横綱の不祥事に、警察も傷害容疑などで捜査を開始、日馬富士は事件の責任を認めて引退することとなった。


    ◆41.1%の人が引退に賛成

     この一連の騒動を経て引退した日馬富士を、世間はどう思っているのだろうか。

     日刊SPA!で実施したアンケート調査では、41.1%の人が「日馬富士の引退」に賛成、27.6%の人が反対という結果になり、賛成派が支持を多く集めた。

     しかし、どちらかといえば賛成、どちらかといえば反対を含めると賛成派は52.2%、反対派は47.8%となり、ほぼ半々という結果に。


    【質問】日馬富士の電撃引退、あなたは賛成ですか?

    1:賛成……41.1%
    2:どちらかといえば賛成……11.1%
    3:反対……27.6%
    4:どちらかといえば反対……20.2%

    (日刊SPA!にて163人に調査)


    ◆賛成派「どんな理由であっても暴力をふるったらおしまい」

     それでは、まず賛成派の意見をご紹介しよう。

    「ここまで騒ぎが大きくなってしまっては引くに引けないから」(20代・男性)

    「朝昇竜の事件が生かされてない。同じ事を繰り返したのだから当然」(20代・女性)

    「如何なる理由があれ、暴力は許されない。他人を指導する能力がなかったのでは」(40代・男性)

    「教員などはちょっとした体罰で大騒ぎなのに、全力士の規範とならなければならない横綱が指導と称して頭を割るようなことをしてしまったのだから、責任を取るのは当然のこと。出来れば、引退ではなく解雇が良いと思うが・・・」(20代・男性)

    「暴力はやっぱりダメだと思う。お相撲さんもボクサーと同じように体が凶器だと思う」(30代・男性)

    「後輩を思っての指導とはいえ、あれだけの怪我を負わせたのはやりすぎと思いました。当時、相当な出血もあったのでは?以前問題になった“かわいがり”を思い出したので、やはり引退はいたしかたないのではないでしょうか」(50代・女性)

     やはり、どんな理由にせよ暴力行為をしたことについて、遺憾に思う意見が多かった。

     しかし、中には「貴の岩も日馬富士を激怒させるような態度があったからこそ、今回の騒動になったと思う」といった声もあり、引退に賛成しつつも酌量の余地ありと考える人もいるみたいだ。


    ◆反対派「すべて解明されてからも良いのでは?」

     一方、引退に反対した人達の意見はどうだろうか。

    「引退で幕引きを図ろうとする協会の意図が見える。一般企業なら、傷害事件を起こしたら即解雇だ。退職願を受け入れてくれるはずもない」(40代・男性)

    「色々な根深いことがある。貴乃花の行動も不可解。全て解明されてからでも良いのでは?」(30代・男性)

    「引退させるなら、横審も責任取るべき。典型的なイジメとしか見えない」(30代・女性)

    「辞めたら終わりじゃないと思うし、日馬富士だけじゃなく他の関係者もなんらかの処遇があってしかるべき。もちろん横綱の責任という言葉には同感ですが、全てを解決してこその責任であるし、そうでなくては辞める意味がない」

     反対派の多くの意見として、事件の全容が明らかになっていない段階で引退を決めたことは、疑問に思う声が多かった。

     確かに、貴の岩自身は現在も何も言えないまま。引退会見での日馬富士も終始何か言いたげな悔いの残る表情である。

     今回、引退というカタチをとったが、今後事件の詳細については明らかにされるのか? 現時点での不透明な対応に世間は納得できていないようだ。
    <文/谷中こうた>

    日刊SPA!
    https://nikkan-spa.jp/1435440

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