女優の広瀬すず(19)が、主演する日本テレビ系連続ドラマ「anone(アノネ)」(来年1月スタート、水曜･10時)の役作りとして人生初のベリーショート姿にしたことが3日、明らかになった。

黒髪のボブカットがトレードマークだった広瀬が、10代最後の連ドラ主演作で新たな挑戦だ。ドラマは坂本裕二氏が書き下ろし、同局の水田伸生氏が演出するオリジナル作品。女性が直面する社会問題にスポットを当て、高い評価を得た同局系連ドラ「MOther」(10年)、「WOman」(13年)と同じチームの自信作だけに、広瀬も気合のショートカットで応えた。

広瀬が演じるのは、身寄りがなくネットカフェで暮らす少女･ハリカ。長さを10ｾﾝﾁ以上カットし「首が寒いですね」と笑う。少し長めの前髪は「世の中に対して一枚フィルターがかかつている感じが欲しい」という広瀬本人のこだわり。自らもハサミを入れ、役とひとつになる感覚を得た。

さらに、このほど新たな共演者も明らかに。既にハリカと対峙(たいじ)する女性･亜乃音役を田中裕子(62)が演じると発表されているが、これに加えて瑛太(34)、阿部サダヲ(47)、小林聡美(52)、火野正平(68)という実力派が集結する。とりわけ謎の男･理市役の瑛太はフジ系「それでも、生きていく」「最高の離婚」に続く3度目の坂本作品となり「自分がどこまで枠を越え飛んでいけるか想像するだけで心がぐらついています。全身全霊で良い作品作りをしていきたい」と意気込んだ。