無免許運転の罰金を無免許運転で納付にきて逮捕

　神戸地検社支部は８日までに、無免許運転の疑いで、兵庫県加東市の警備員の男（４９）を逮捕、起訴した。昨年１１月の無免許運転の罰金を納付するため、乗用車で社区検を訪れた男を職員が見つけたという。

　起訴状によると、今年１０月１６日午前１１時５０分ごろ、同市社の市道で、乗用車を無免許で運転したとされる。同支部の調べに容疑を認めているという。

　地検姫路支部によると、男は２００１年２月、免許の更新をせずに失効。昨年１１月、無免許運転の疑いで加東署に摘発され、社簡裁から罰金４０万円の略式命令を受けたという。

　男は今年１０月１６日、罰金を持って同区検に来庁。その際、雨が降っているのに男の衣服がぬれていないことに区検職員が気付き、近くの駐車場などを捜索したところ、納付を済ませた男が車に乗り込み、発進させたという。