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>>161ですがわかりやすいようにとだいぶ乱暴に端折ってしまいました。
一般会計から出ているという指摘への返答としては、結論から言うと財源はブラックボックスの中です。
まず外貨準備についてですが、基本的には為替介入に使用するための準備金(例えば円が大暴落した際に買い支えるなど)なので、他の用途に好きなように直接使用できるわけではありません。ただ、運用目的では支援の名目で使用することはあります。
(wiki”外貨準備”参照)
以下金額についてはわかりやすいように円表記しますが、基本ドルであって、原資も政府短期証券であり税金ではないので、前提としては国内で税金と同じように使うことはできません。
現在日本の外貨準備高は130兆円超、ほとんどが米国債なので、ほっておいても利息がどんどん増えます。毎年3兆円ほどです。
(wiki"各国の外貨準備高一覧"および外務省資料参照)
国内で税収として使えないと言いましたが、この利息で得た余剰金は一般会計に繰り入れることができます。余剰金3兆円のうち半分にあたる1.5兆円ほどが毎年国庫に入れられています。一昔前によく言われていた埋蔵金とはこのことです。
(外務省資料参照)
ここからは私は専門家ではないので詳しい方いらしたら教えて頂きたいのですが、一般会計に繰り入れる際、わざわざドルから円に戻して、そこから海外支援する際にまたドルに戻す作業をしているのかという点に疑問が残ります。
もし円に戻してから一般会計に繰り入れるとしたら、いわゆる血税と一緒くたになってしまうため、拠出の財源は血税なのか外貨準備高の余剰金なのかは正確には分からなくなってしまいます。
ただ、一般会計への繰り入れ額は毎年1.5兆円ほど、外務省の予算は毎年1兆未満です。
(外務省資料参照)
以上を考えると、海外へのドル建ての協力は外貨準備の余剰金から出ていると言っても差し支えないのではと思います。
女性基金への拠出や海外支援の是非やその金額については私は先進国である日本としては妥当と考えますが、ちょっと精査考察する時間と元気がないのでまたの機会か他の詳しい方にお願いします。- 0
17/11/06 10:03:52