当時０歳の次女に暴行を加えてけがをさせたとして、青森県警青森署は１７日、父親の青森市幸畑、塗装工、山内良一容疑者（３８）を傷害容疑で逮捕した。「１回、投げ飛ばしたことはある」と容疑を認めているという。山内容疑者は否定しているが、県警は日常的に虐待をしていたとみて捜査している。

　逮捕容疑は昨年７月１７日から同年１１月１１日の間、当時住んでいた同市浜館のアパートの室内で、生後６カ月未満だった次女に暴行を加え、硬膜下血腫などの全治１２０日のけがをさせたとしている。

　県警によると、山内容疑者は当時、妻と次女ら複数の子どもと暮らしていたが、すでに離婚しているという。昨年１２月、県中央児童相談所が虐待事案として青森署に通報。同相談所が次女を病院に連れて行った結果、揺さぶられ症候群とみられる症状を示す診断結果が出たという。

　県警は、山内容疑者が複数回にわたって、次女を揺さぶるなどの暴行を加えていたとみている。