飲酒運転事故の職員に情状酌量の嘆願書 町長ら120名が署名

匿名

山の日

17/08/24 20:35:21

 香川県三木町の上下水道課係長の男性職員(38)が飲酒運転のすえ、信号待ちの車に追突するという事故を起こし現行犯逮捕された。

 こうした不祥事は過去の似た事例からすると一発で懲戒免職になるケースのようだが、なんと、町長以下が高松地裁に情状酌量を求める嘆願書を提出した。情状酌量を求めたのは町長のほか副町長、教育長を含む職員の約4分の1にあたる120人だ。この飲酒運転事故を起こした職員は、どれだけ人望が厚く、人気者なのだろうか。

■一発で懲戒免職になるケースでは?

 J-CASTニュースが2017年8月24日に三木町に取材したところ、事件はこんなあらましだった。職員は17年2月4日夜に同僚6人と飲食店を梯子し、深夜に同僚一人を乗用車に乗せて運転した。そして運転中に信号待ちの車に追突したため、警察が出動した。呼気から基準値の3倍以上のアルコールが検出され、職員は飲酒を認め現行犯逮捕された。高松地検は悪質な行為と判断し17年6月に在宅起訴処分にした。

 一般的にこうした場合は一発で懲戒免職になるケースとされるが、そうならなかったばかりか、情状酌量を求める嘆願書が町職員の手によって作られることになる。担当者によれば、職員の有志が署名を集めたのだという。それに町長や副町長、教育長も賛同した。この情状酌量というのは、執行猶予を含め禁錮刑以上が確定すると公務員は失職すると地方公務員法に定められているからで、失職させないため罰金刑をお願いしたい、というもの。職員側の弁護士は罰金50万円が相当と主張している。

 しかし、筒井敏行町長までもが職員を失職させず継続して働かせたいと思っているのはなぜなのか。

「う、うぅ~ん」と唸るだけの担当者

 実は町長、2月に事故が起きた時に地元メディアに対し、

  「町政に対する皆様の信頼を裏切る結果を招き心よりおわび申し上げます」

などと謝罪をし、信頼回復に努めたいとしていた。しかし、今回の嘆願書については、

  「罪を憎んで人を憎まず」

と理由を述べている、と担当者は語った。

 さらに担当者は、

  「嘆願書を出した人たちは飲酒運転が罪として軽いとは決して思ってはおらず、中堅職員が失職してしまうのはしのびなく、そして必要だと思っての行動です」

と説明した。町の責任者がこぞって失職させまいと行動しているが、この職員はどれほど人望があり、人気の人物なのか、とJ-CASTニュースは質問したが、担当者は、

  「う、うぅ~ん」

と唸るだけだった。

 17年8月23日に論告求刑があり、検察側は懲役8月を求刑した。結審は9月12日の予定で、嘆願書はどのような効力を及ぼすことになるのだろうか。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

  • No.1 山の日

    17/08/24 20:35:58

    署名した人 アホか

  • No.7 山の日

    17/08/24 20:41:57

    >>6そうだよね。下手したらお店も

  • No.8 山の日

    17/08/24 20:44:20

    この職員の実家が町の名士

    っていうオチがありそう。町長副町長教育長が署名って

  • No.10 山の日

    17/08/24 20:57:47

    副町長美人

  • No.26 おはぎ

    17/09/12 19:57:23

     同僚との飲み会後に酒気帯びの状態で車を運転したとして、道交法違反罪に問われた香川県三木町職員松家俊樹被告(39)に高松地裁は12日、懲役8月、執行猶予2年(求刑懲役8月)の判決を言い渡した。禁錮以上の刑が確定すれば地方公務員法の規定で失職するため、筒井敏行町長を含む同僚らが罰金刑以下を求める嘆願書を地裁に提出しており、物議を醸していた。

    << 下に続く >>

     湯川亮裁判官は判決理由で、呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出され、事故も起こしていたため「危険な運転行為だ」と指摘。刑の選択に当たっては「被告自身の行為に関する責任を問う量刑の枠組みを踏まえると、罰金刑は選択できない」と判断した。

     さらに、多くの職場関係者が加わった嘆願書の提出については被告に有利な一つの事情として考慮するにとどめ、最終的な量刑は「比較的短期間の執行猶予を付けた懲役刑とするのが相当だ」と結論付けた。

     判決によると、2月4日午後11時半ごろ、同町の県道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転した。嘆願書を巡っては検察側も論告で「強い違和感がある」と言及していた。


    当然だね

  • 広告

1件~5件 ( 全5件)

*コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。