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- 17/05/27 19:26:49
産経ニュース
東京都台東区浅草のマンションで元交際相手の母親を人質に立てこもり、母親を包丁で刺してけがをさせたとして、警視庁に逮捕監禁致傷の現行犯で逮捕された堤慎吾容疑者（２１）＝鹿児島県姶良市＝について、別の女性が昨年、「交際をめぐりトラブルになっている」と警視庁に相談していたことが２６日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、昨年２月、沖縄県内に住む女性から警視庁に、「ネットで知り合った男性と別れたいが別れてくれない」などと電話で相談があった。捜査員が堤容疑者を訪ね、女性に連絡しないよう説得。その際、堤容疑者は専門家のカウンセリングを受けるなどしていたという。
堤容疑者は事件前、元交際相手の女性に執拗（しつよう）に電話するなどして復縁を迫っていたとみられる。警視庁はこうしたストーカー行為が事件の背景にあるとみて詳しい動機を調べている。
堤容疑者は包丁で人質の母親を刺した後、自分の胸を刺して自殺を図り意識不明の重体で病院へ搬送された。現在は意識を取り戻し、「なぜ自分はここにいるのか」などと話しているという。警視庁は一旦釈放して入院させ回復を待って事情を聴く方針。
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