• No.76 面白い記事

    17/04/17 10:43:25

    2017.4.17 05:03更新
    【産経抄】
    北朝鮮の暴走 責任の多くは中国が負わねばならない 4月17日

     物理学者、寺田寅彦の幼い頃の体験である。

    郷里の高知市に近い村で、不思議な行事を見物した。

    立派なまわしをつけた力士がにらみ合い、いざ組もうとすると行司が飛び出してきて止める。

     ▼同じ事が繰り返されて、結局相撲は取らないでおしまいになった。

    由来はわからない。

    ただ、「それを見る人の心は遠い昔に起こったある何かしらかなり深刻な事件のかすかな反響のようなものを感ずる」

    寅彦は随筆にこう書き残している。

     ▼米国と北朝鮮によるにらみ合いが続いている。

    米太平洋艦隊の原子力空母「カール・ビンソン」は、まもなく朝鮮半島周辺に到着する。

    シリアへの空爆に続いて、アフガニスタンでは大規模爆風爆弾を投下した。

    核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮への明確なメッセージに他ならない。

     ▼これに対して北朝鮮は強硬姿勢を崩していない。

    昨日は弾道ミサイルを発射した。

    平壌で先週末に行われた軍事パレードでは、米本土を狙うICBMとみられる新型ミサイルを公開したばかりである。

     ▼一触即発の事態を招いた責任の多くは、中国が負わなければならない。

    石油や食糧など北朝鮮の生命線を握っていながら、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の暴走を見逃してきた。

    ここにいたっても、行司として相撲を止めようと飛び出してくる気配はみられない。

     ▼以前のコラムで、ゴリラの「ドラミング」について触れた。

    二本足で立ち上がり、両手で胸を太鼓のようにたたく仕草である。

    ゴリラ研究の第一人者、山極寿一京大総長によると、相撲の仕切りのようなものだ。

    ただし、戦いを避けるためのサインでもある。

    まれにケンカに発展しそうになっても、仲間が仲裁に入ればすぐに収まる。

    ゴリラの知恵が、うらやましい。

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