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- ささみ
- 17/03/18 20:34:21
愛媛県今治市を舞台に「第2の森友学園疑惑」が持ち上がった。
安倍総理から“腹心の友”と呼ばれた理事長率いる学校法人が、約37億円相当の公有地をタダで手に入れていたのである。
わが国の宰相に直結する大疑獄が、飛び出しそうな雰囲気なのだ。
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)は、全国で幼稚園から大学までを運営する一大教育コンツェルンだ。
問題なのは、そのうちの一つ、岡山理科大が獣医学部を新設するにあたり、今治市議会が3月3日に可決した補正予算案の中身。16・8ヘクタールという広大な公有地を無償譲渡し、なおかつ、2023年までの総事業費192億円の半分、96億円を補助金として負担するというものだった。地元選出の国会議員も疑念を抱く。「そもそも、獣医師は過剰になっているため、学部新設には獣医師会や獣医師問題議員連盟も反対でしたなのに、突然、国家戦略特区として、今治市への誘致がトントン拍子に決まった。
しかし、今治市は900億円もの借金を抱える財政難で、加計学園の世話をする余裕はありません。議連会長を務める麻生財務相も反対していたのだから、それよりもエラい政治家でないと覆せないはずです」
国家戦略特区諮問会議の議長を務めるのは安倍総理その人だが、加計学園の加計孝太郎理事長とは米国留学中に知り合い、40年来の旧友だという。実際、安倍総理は2014年、加計学園が運営する大学の式典に招かれると、“どんな時も心の奥で繋がっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ”などと挨拶その親密さは際立っている。
■「面倒を見ている」加計学園の関係者が言う。「本当かどうかわかりませんが、安倍さんからゴルフに誘われると理事長は、“彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒を見ていると思う?”と口にするのが常でした。一方、安倍さんは周囲に、“私学のオーナー経営者のなかで、加計は財産保有高がナンバーワンなんですよ”などと紹介していました」
しかも、加計理事長が昵懇だったのは、安倍総理だけではなかった。森友学園では昭恵さんは名誉校長だったそうですが、うちでは名誉園長を務めてもらっていると…
野党は、森友学園問題の上を行く総理直結の一大疑惑を追及すべく、すでに調査に乗り出している。
週刊新潮
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