• No.2

    N700i

    05/09/11 13:12:14

    ぼく、あいにきたよ

    くもがあった。
    しろいくもが うかんでいた。
    くものうえには だれがすんでいるのかな。
    おかあさんが いちばん まんまるな くもを ゆびさした。
    ぼくは くもをしった。
    ぼくと くもが いっしょにうまれた。

    ことりが とまっていた。きのえだに とまって、ぴーぴー ないていた。
    うれしくて うたって いるのかな。
    どんな きもち なんだろう。
    そういって、おかあさんが ぼくのかおを のぞきこんだ。
    ぼくは ことりを しった。
    ぼくと ことりが いっしょにうまれた。

    それから ぼくは あめを しった。
    ぎんいろが そらから おちてきて、かおに あたると つめたい。
    でも きらきらしてて、ぼくのことを しっているようだった。

    ぼくは かぜも しった。おうちのまえの みちの はじっこの きいろいはな。かぜがやってくると きいろはゆれる。
    だから かぜは いたずらをやめない。

    ぼくは ひかりもしった。おかあさんは よる ときどき ないている。
    ぼくは まっくらがこわいから、おふとんのなかで、じっとしている。
    はやく あさが くればいいのに。
    あさと いっしょに うまれるもの。
    それがひかりだ。
    おかあさんは なかなくなる。
    ぼくも まっくらを わすれる。


    ほいくえんに いくとき ねこと あった。
    ねこは ねこだけじゃなくて ほかに なまえが あることをしった。
    なまえをよぶと しっぽを ぶるるんとふるわせる。ぼくも なまえをよばれると げんきよく てをあげる。
    はい、とこたえる。
    そのときに かおが うれしくなる。
    ほいくえんの せんせいはそれが えがおなのよと おしえてくれた。
    ぼくと えがおが いっしょにうまれた。

    でも、かなしい かおが うまれることもある。

    ぼくのいえに おじさんが くるように なってからだ。
    おじさんはあんまり ぼくを なまえでは よんでくれない。
    こら、とか、おまえ、とかよぶ。
    おじさんは ぼくを ぶつ。
    ぼくは なく。
    すると おじさんは また ぼくを ぶつ。
    おかあさんは なきながら そばで じっとみていた。
    そうしたら おじさんが おかあさんを たたいた。

    まどガラスに うつった ぼくのかお。
    えがおは もう うまれない。

    つづく

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