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- 角松
- 17/01/30 23:12:41
22年前、大阪・東住吉区の住宅で女の子が死亡した火事の再審=やり直しの裁判で無罪が確定した母親が、「火事は、車庫にあった車に構造上の問題がありガソリンが漏れて起きた」として、メーカーの「ホンダ」に賠償を求める裁判を起こしました。
訴えを起こした青木惠子さん(53)は、平成7年、大阪・東住吉区にあった自宅で当時11歳の娘が死亡した火事で、放火や殺人などの罪に問われ無期懲役の刑で服役していましたが、去年8月、やり直しの裁判で「自然発火の可能性が否定できない」と判断され、無罪が確定しました。
この自然発火の理由について、青木さんと弁護団は、火事の再現実験の結果から、「車庫にあったホンダの軽自動車に構造上の問題があり、給油口からガソリンが漏れて風呂釜の火が引火した」と主張しています。
さらに、「ガソリン漏れのおそれがあるという情報をユーザーなどに提供しなかった」として、ホンダに対し、5200万円あまりを賠償するよう求めています。
提訴の後、記者会見した青木さんは、「無実の証明のために闘うなかで、ホンダの車のガソリン漏れがわかったのに、ホンダはリコールもしないし謝罪もしない。同じ車が今も走っていて、娘のような被害者が出るおそれがあるので、リコールをしてほしいとの思いから裁判を起こしました」と述べました。
また青木さんの弁護団は、「ホンダの同じような構造の車で4台のガソリン漏れが刑事裁判で立証されている。ほかのメーカーでは同じような不具合があればリコールされているのに、ホンダだけが責任を認めようとしない」と批判しました。
一方、ホンダはNHKの取材に対し、「車に不具合があったとは認識していないので、リコールも賠償も行う考えはない」としています。
【日時】2017年01月30日 17:35
【ソース】NHK
http://m.bakusai.com/thr_res/acode=11/ctgid=137/bid=1098/tid=5329724/
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