• No.6 花餅

    17/01/30 15:34:41

    【日本舞踊花柳流お家騒動の経緯】

    花柳流・3代目宗家家元の甥である“花柳貴彦”氏(41歳)と、流派内の実力者である“花柳寛”氏(84歳)が、互いに「自分が花柳流4代目の宗家家元である」と主張し争っています。

    日本舞踊の世界は、歌舞伎と同様に実子が跡を継いでいくのが慣習です。
    ところが、花柳流・3代目家元には実子がいませんでした。
    また、後継者も正式に指名していませんでした。
    そして、そんな状況で3代目は2007年に急死してしまいます。

    3代目家元の葬儀は、3代目の後見人のひとりであった花柳寛氏が喪主をつとめました。
    そして、寛氏は「自分が4代目に就任する」と正式に発表しました。

    ところが、それに対して、3代目の甥である花柳貴彦氏が、「自分は叔母に後継者として指名され、叔母から指導を受けていた」と異議を唱えました。
    また、流派内でも「3代目は貴彦さんを後継者として紹介していた」という証言をする人が現れました。

    しかし、明文化された遺言書などがなかったため、理事会から次期家元に推薦されていた花柳寛氏が4代目を暫定的に襲名するという運びになってしまいます。
    寛氏自身も「血筋の者に家元を譲っていくのはもう時代に合わない。これからは自分が実力のある者を選んでいく」と言い、貴彦さんの訴えを退けました。

    そして、寛氏は自分の孫を5代目として正式に指名しました。

    2011年、寛氏の家元継承に反発する弟子達は「一般社団法人花柳流花柳会」を設立します。
    しかし、寛氏が「花柳流」などの名称使用差し止めを求める訴訟を起こし、翌2012年には東京地裁が寛氏の主張を認める判決を下しました。
    寛氏は、「一般社団法人花柳流花柳会」を設立した家元を除名処分にします。

    2012年、東京家裁では「寛氏による4代目の継承は、3代目の意志に沿うものではない。3代目は死亡直前まで貴彦氏を4代目家元候補とする意思を持っていた」と判断しました。
    また、東京高裁も東京家裁と同様の判断を下しました。

    2014年、寛氏は「花柳流の演目を無断で踊った」という理由で貴彦氏を花柳流から除名しました。
    貴彦氏は、除名は不当であると裁判を起こします。

    2016年5月、裁判所は、除名処分は「寛氏と孫の家元就任に異議を唱える貴彦氏を排除する意図があった」などと認め、無効だと判断しました。
    また、貴彦氏は、自分が花柳流の会員であることの確認を求める仮処分を東京高裁に申し立て、同高裁は認める決定を出しました(2017年1月)。

    花柳流は、現在も花柳寛氏を4代目として運営されています。

  • No.8 日本酒

    17/01/31 23:27:26

    >>6
    なんで裁判所が認めてるのに、花柳流の人たちは貴彦さんを家元にしないの?

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