放火容疑で３８歳男逮捕　殺害との関連調べる　対馬の父娘殺人事件【長崎県】 へのコメント（No.1）

放火容疑 親子死亡、３８歳男逮捕　長崎・対馬

毎日新聞2017年1月27日 10時07分


　長崎県対馬市豊玉町曽（とよたままちそ）で昨年１２月、民家が全焼し、焼け跡から住人で漁業の古川敬氏（けいし）さん（当時６５歳）と次女で診療所職員の聖子さん（当時３２歳）の遺体が見つかった事件で、県警は２７日、古川さん宅に放火したとして同市美津島町鴨居瀬の自営業、須川泰伸（ひろのぶ）容疑者（３８）を現住建造物等放火容疑で逮捕した。古川さんと聖子さんの殺害についても関与を調べる方針。


＜父は慕われる漁師のリーダー、娘は活発で恋人もいた＞

　逮捕容疑は昨年１２月７日午前７時半ごろ、古川さん方に放火し木造２階建て約２９０平方メートルを全焼させたとしている。県警は認否を明らかにしていない。

　焼け跡からは古川さんと聖子さんの遺体が見つかり、いずれも頭部に骨折を伴う複数の外傷があった。県警は２人が殺害された後に放火されたとみて県警対馬南署に捜査本部を設置し捜査していた。

　須川容疑者は、自宅横で鉄工所を経営しており、事件当時、古川さんから漁船の修理を頼まれていた。県警は古川さんとの間に何らかのトラブルがあったとみて追及する。

　事件では、古川さんが普段使っていた軽トラックが古川さん方から約１０キロ離れた同市美津島町内の山中で見つかった。須川容疑者宅は軽トラックの発見場所から約３．５キロの距離にあり、県警は須川容疑者が現場からの逃走に使った可能性もあるとみて調べている。

　須川容疑者宅近くに住む女性（７０）は「今朝、家を出ると、容疑者の家の玄関先にブルーシートがかけられ大きな車が何台も止まっていたので何事かと思っていた。物静かだが愛想良くあいさつもしてくれるので、事件を起こすような人には見えない」と驚いていた。【今手麻衣、今野悠貴、遠山和宏】


http://mainichi.jp/articles/20170127/k00/00e/040/192000c