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福島第一原発の事故で下越地方に避難した中学1年生の女子生徒が、複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれ、いじめを受けたと訴えている問題で学校は24日、全校生徒の保護者に文書を配り、担当教諭が女子生徒のいじめを訴える作文を「最後まで読んでいなかった」ことを明らかにした。
この問題は、福島第一原発事故のあとに福島県から避難し下越地方の中学校に通う1年生の女子生徒が複数の生徒から名前に「菌」を付けて呼ばれ、いじめを受けたと訴えているものだ。
女子生徒は、1学期に書いた作文の中で、小学校時代のいじめについて書いたあと、『まだいじめはつづいている』と中学に入ってからもいじめがあることを訴えていた。しかし学校側はいじめに気付かず、女子生徒は今月6日から学校を欠席している。
学校は24日、全校生徒の保護者あてに文書を配り国語の担当教諭が全文を最後まで読んでいなかったことを明らかにした。学校によると、教諭は「中学校のいじめ部分については読んだ記憶がなく見落とした」と話したという。
女子生徒の保護者によると、学校側は当初、「作文を最後まで読んでいなかった」と説明していたが今月21日の保護者説明会では、作文を最後まで読んだかどうかは明らかにせず、「小学校時代のいじめの話と受け取った」などと説明していた。
また、学校が保護者にあてた文書では、いじめの加害生徒に反省文を書かせていた際、監督をしていた別の教諭がインターネット動画サイトを閲覧していたことも明らかになっている。
学校は一連の事実を両親に謝罪し、一日も早く女子生徒が登校できるよう対応を進めるとしている。
(1/25 20:12 テレビ新潟)- 0
17/01/26 03:35:52