• No.16 デカパン競争

    16/09/14 15:34:31

    注2 しかし強姦罪や強制わいせつ罪についての刑事裁判で、合意の有無が争点になることは、あることはあるのだが、特に顔見知りからの性暴力の場合で、「加害者」が「彼女も合意していたはずだ」と主張するような場合には、そもそも検察がなかなか起訴してくれず、刑事裁判で争点になる以前の次元ということも少なくないと感じる。

    これはおそらく、「合意があった」という主張については、顔見知りで人間関係があるほうが、全く面識のない人間関係よりも、検察が容認しやすい、排斥しきれないところがあるからではないかと推測している。大阪の集団強姦疑惑事件も、加害者とされる男性の一人と女性に多少の面識があったことも、女性の合意の存在を排斥しきれないと検察が判断した背景にあるのではと推測する(また、被疑者の1人が元警察官であったことから、捜査機関が「身内」に甘いからだろうという指摘もされており、これも要因の一つかもしれない)。

    しかし、性暴力の加害者は実は見知らぬ人からの加害より多いという調査もある。例えば内閣府が平成20年に行った、男女間における暴力の調査において、1675人の女性に対し、異性から異性から無理やり意に反する性交をされた経験があるかを質問したところ、7.3%の女性が「ある」と答え、「ある」と回答した女性に、加害者との属性を聞いたら、約8割は、面識のある人だと回答した。

    顔見知り間での性暴力も極めて深刻なのだ。しかし、面識のある人間関係で起きる性暴力は、面識のある人間関係であるがゆえに被害を訴えづらく、また、ハードルを乗り越えて被害を訴えても、面識のある人間関係であるがゆえに、「合意があったのではないか」と疑われて性暴力を認められづらいという困難さがあるのである。

コメント

古トピの為、これ以上コメントできません

広告

返信コメント

  • まだコメントがありません

投稿するまえにもう一度確認

ママスタコミュニティはみんなで利用する共有の掲示板型コミュニティです。みんなが気持ちよく利用できる場にするためにご利用前には利用ルール・禁止事項をご確認いただき、投稿時には以下内容をもう一度ご確認ください。

上記すべてをご確認いただいた上で投稿してください。