１６歳いじめ溺死、和解…毎月謝罪の手紙が条件 大阪･堺

読売新聞 8月18日

　堺市で２０１３年、同市の男子専門学校生（当時１６歳）が川に突き落とされて溺死した事件に絡み、中学時代に同級生だった男性２人
（１９歳、２０歳）が川に連れて行ったことが死亡のきっかけだったとして、遺族が２人に計約１億６６０万円の損害賠償を求めた訴訟が、大阪地裁堺支部で和解した。

　２人が計１４００万円を支払う内容で、５日付。

　和解条項には、
２人がそれぞれ毎月、謝罪や反省を手書きした手紙を遺族に送ることも盛り込まれた。

　訴状によると、男子学生は１３年１１月、２人を含む中学の同級生と川に行き、別の元土木作業員の少年（１９）
（傷害致死罪などで有罪確定）に川に落とされて死亡。
２人は男子学生の腕にやけどを負わせたなどとする非行事実で中等少年院送致の保護処分を受け、遺族側は２人が日常的に男子学生をいじめ、抵抗できない状態にしていたとして昨年提訴した。


《古トピ》
16才 川に転落か。100人態勢で捜索

４日午前１時４０分ごろ、堺市堺区神石市之町の石津川の川岸で、「少年らが川に飛び込んで遊んでいる」と近隣住民から１１０番通報があった。
堺署員が 川の近くにいた１６～１７歳の少年４人から事情を聴くと、「遊んでいたら１６歳の友人が見えなくなった。水に落ちるような音がした」と話したという。
署や堺市消防局は少年が川に落ちたとみて、約１００人態勢で捜索している。
署などによると、現場は石津川と百済川の合流地点で転落防止の柵はなく、子どもたちの遊び場になっていた。
５人は鬼ごっこをして遊んでいたという。
消防によると、当時は雨で増水して水面が普段より約２０センチ高く、水深は１６０～１７０センチほどだったという。(13/11/04)