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- 16/08/14 13:12:15
2016年8月14日 10時26分 日刊ゲンダイDIGITAL
防ぐこともできたはずだ。大阪市福島区のマンションで、住人の無職・西山佳澄さん(40)の全裸遺体が見つかった事件。殺人容疑で12日、府警に現行犯逮捕された交際相手で無職の橋本晋容疑者(42=同市生野区)は頻繁にDVを繰り返していたとみられている。
「逮捕された橋本容疑者は西山さん殺害後に自ら119番通報したものの、現場から逃走。大阪市内で身柄を拘束されました。『会う約束を破られたので拳や棍棒で50発ほど殴った。殺意はなかった』と供述しています。2人は交際して1年も経っていませんが、殺された西山さんは8月9日に『男が暴れて怖い』と警察にDV相談を寄せていた。その時、左目は赤く腫れ上がっていたといいます」(捜査事情通)
現場マンションは大阪環状線「野田駅」に近い、家賃6万円ほどのワンルーム。近隣住民によると、西山さんは10年ほど前に幼い長男と一緒に引っ越して来たという。
「お子さんはまだ小3で……西山さんは会えば挨拶する普通の主婦という感じ。最近は夜中によう男と揉めてて、猫の叫び声みたいな西山さんの悲鳴を聞くことも結構ありましたね。2カ月ほど前には男2人が家の前で『出てこい!』と叫んでるのを聞きました」
“DV地獄”だったようだが、相談を受けた警察は適切に対応したのか。
「西山さんは府警に相談したものの、橋本容疑者を恐れたのでしょう。被害届は出さず、府警にも『橋本とは接触しないでほしい』と言っていたそうです。だからか、府警もDVとして処理せず、簡単な見回りだけで済ませていたようです」(前出の捜査事情通)
やるせない事件だ。
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