８４歳女性遺体　首絞められた痕　民家焼け跡から 愛知 へのコメント（No.39）

8月5日 23時37分
強殺容疑で２９歳男逮捕　名古屋・西区、盗み目的で侵入

　名古屋市西区の民家で６月、会社役員の女性（８４）が殺害された事件で、愛知県警は５日、強盗殺人の疑いで、本籍名古屋市西区の無職落合勝大（かつひろ）容疑者（２９）を逮捕した。女性とは面識がなかったとみられ、盗み目的で侵入して鉢合わせとなり殺害した可能性があるという。

　逮捕容疑では、６月２７日午後６時４０分ごろから２８日午前８時４０分ごろまでの間に、同市西区則武新町の長谷川槌子（つちこ）さん方に侵入して現金を奪った上、室内にいた長谷川さんの首を絞めて窒息死させたとされる。落合容疑者は「間違いありません」と認めているという。

　事件は同日午前８時半ごろ、長谷川さん方から火が出ているのに近隣住民が気付いて通報。１階の居間兼台所が燃え焼け跡から長谷川さんの遺体が見つかった。

　司法解剖で、長谷川さんは何者かに首を絞められて殺害された後、火を付けられたことが判明。室内に物色された目立った形跡はなかったものの、長谷川さんの親族が「（長谷川さん宅に）保管してあったはずの現金がない」などと説明していた。

　捜査関係者によると、落合容疑者は出火の少し前、現場近くから名古屋駅方面に向かう姿が目撃されていた。その後の捜査で長谷川さん方に侵入し犯行に関与した疑いが強まった。

　長谷川さんは事件の３週間前の６月上旬にも、百数十万円が盗まれる空き巣被害に遭っており、県警が関連を調べる。
（中日新聞）