男性と男児の遺体　不明の親子か　海中の車　大阪・堺沖

朝日新聞

　２４日午後２時半ごろ、堺市堺区築港南町沖の海中に軽乗用車が沈んでいるのを、大阪府警の警察官が発見した。
引き揚げたところ、車内で男性と男児の遺体が見つかり、府警は捜索願が出ていた同市中区の無職男性（５１）と同市堺区の小学１年の男児（６）の親子とみて、確認している。

　堺署によると、男児と暮らす母親から６日未明、息子と父親にあたる元夫に連絡がとれないと相談があり、捜索していた。

男児は５日午前、親類と一緒に父親宅を訪問。
午後８時半ごろ、
父親は同居の家族に「（男児を）送ってくる」と告げて車で家を出た後、連絡がとれなくなったという。
軽乗用車は父親が普段乗っているものだった。
父親は以前、周囲に「自殺したい」と漏らしていたといい、同署は無理心中の可能性もあるとみている。