「凍結精子を無断で処分」 病院など提訴へ  会社員夫妻 大阪

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    • 三角牛乳
      16/06/03 06:48:03

    朝日新聞

    精子無断処分「真相を明らかにして」 提訴決めた会社員

     北村哲也さん(31)は交際中、子を持つことに消極的だった。

    周囲の勧めで精子を凍結保存したものの、同じ病気になるのではと恐れたからだった。

    「それでも子どもが欲しい」。

    妻の強い思いがうれしくて、覚悟を決めた。

     12年12月にセンターの医師とやりとりした夫婦は、
    「猶予はできた。
    勝手に廃棄されることはないだろう」と安心し、2人で精子の移管先を探し始めた。

     インターネットや友人からの情報を頼りに、20件超の施設に問い合わせた。

    ようやく受け入れ可能な大阪市内の診療所を見つけたのは、結婚直後の15年3月末。

    翌月、弾む思いでセンターに問い合わせた。

    折り返しの電話で
    「液体窒素が溶けているようだ」。

    理解できなかった。

    隣にいた妻は、声を上げて泣いた。


    凍結精子廃棄には本人同意が不可欠 専門医「命と同じ」

     「抗がん剤治療などで精子を作る機能が影響を受ける恐れがある」「精子の数や運動量が少なく、子どもができにくい」「体に障害がある」……。

    こうした事情を抱えた人にとって、精子の凍結保存は望みを託すために欠かせない医療技術だ。

     液体窒素でマイナス196度に凍らせた精子は、半永久的に保存可能。

    厚生労働省によると、精子を保存する際の報告義務や法律などはなく、件数などは不明という。

    医療現場は関係する学会が定めたルールをもとに運用している。

    提訴を決めた北村さん夫妻。
    「せめてひとりだけでも子どもがほしかった」

    凍結精子の保管容器(中央下)。左隣の白い容器に入った液体窒素を補充していた=大阪市立総合医療センター提供

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