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- 16/05/24 09:21:10
スポーツ報知
1999年に埼玉県桶川市で起きたストーカー事件で長女の詩織さん(当時21)を失った猪野憲一さん(65)は、「警察に相談していた方がまた事件に遭ってしまった。とても残念なことです」と述べ「(ツイッターなどの)SNSも(ストーカー規制法の)規制対象とするべきです」と指摘した。
現行のストーカー規制法はSNSを規制対象にしていない。
「SNSを介して相手を付け狙う例が増えているのは目に見えているのに、広範に広がっている危険をそのままにしている現実が顕著に表れてしまったと思います」(猪野さん)
ストーカー規制法は桶川事件を契機に2000年に施行。
12年の初の改正でメールが規制対象に含まれたが、爆発的に普及しているSNSは対象外のまま。
14年、猪野さんも委員として参加した警察庁の有識者検討会でも議題となり、規制対象とすることが報告書としてまとめられたが、再改正には至っていなかった。
猪野さんが懸念するのは、「(SNSで相手を追いつめる行為を)自分もやってやろう、と考えてしまう人間が必ずいる」と警鐘を鳴らしつつ、「警察だけに頼るわけにはいきませんが、守ってくれる機動力を持つのは結局、警察しかいない。一歩先の取り締まりをやってほしい」と強い口調で法整備を求めた。
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