広島で発した「悲痛な言葉いま読んでおきたい偉人たちのヒロシマ語録 オバマ氏は何を語る?

  • ニュース全般
  • ソフト麺
  • 16/05/22 13:49:39

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160521-00000003-withnews-int
 アメリカのオバマ大統領が5月27日、広島を訪問します。実は、これまでにもヒロシマを訪れた著名人はたくさんいます。キューバ革命の伝説的英雄、チェ・ゲバラは急きょ日程を変更して、広島へ足を伸ばし「悲痛な言葉」を残しました。原爆資料館で資料に見入ったマザー・テレサ。慰霊碑の碑文をかみしめた「レッド・ツェッペリン」のジミー・ペイジ……。被爆地で語られた言葉を集めました。

【画像】ムヒカ氏、ワレサ氏も…被爆地・広島を訪れた著名人

冷戦崩壊後、あの「大物」指導者が

 アメリカと並ぶ核大国の指導者だった「大物」も、今から20年以上前、広島に来ています。旧ソ連の崩壊後、92年に夫婦で訪れたゴルバチョフ元大統領です。「ゴルビー」の愛称で知られる彼は、こんなメッセージを資料館に残しています。

【ゴルバチョフ元大統領】
「歳月がヒロシマの悲劇の痛みを和らげることはできませんでした」
「このことは決して繰り返してはなりません」
「私たちは原子爆弾の犠牲者のことを決して忘れてはなりません」

革命家は親子2世代で

 キューバ革命の伝説的英雄、チェ・ゲバラは半世紀以上も前に訪れていました。革命政権が成立した直後の1959年7月に来日し、池田勇人通産相(当時)と会見した後、予定になかった広島訪問を強く希望したといいます。

 1泊して慰霊碑に献花、資料館や原爆病院を訪れました。「君たちはアメリカにこんなひどい目に遭わされて、怒らないのか」と言い残したことが有名です。カメラ好きで知られ、本人が爆心地近くで撮影したモノクロ写真が見つかっています。

 広島行きを強行したのは、多数の人びとを一瞬で殺傷した原爆の残虐性に関心をもっていたからではないかといわれています。

 また、その足取りを追って、長女アレイダ・ゲバラさんも2008年に来日、広島で講演しました。ゲバラの死後、母親から「平和のために闘うためにはここを訪れるべきだ」と記した(広島訪問時の)絵はがきを見せられたそうです。

【チェ・ゲバラ】
「痛ましいのは原爆が投下されて14年たった今年も後遺症で多くの人が亡くなっていることだ」
「資料館では、胸が引き裂かれるような場面を見た」
(帰国後キューバの新聞に寄稿)

 革命の同志、キューバのフィデル・カストロ国家評議会議長(当時)も2003年3月に広島を訪問。資料館で「このような野蛮な行為を決して犯すことのないように」と記帳しました。帰国後、このようなメッセージを広島市に届けました。

【カストロ議長】
「何百千万の人々があの地を訪れるべきだ。あそこで起こったことを人類が真に知るために」
「あの攻撃はまったく必要のないもので、モラル上も正当化できない」
「日本国民は一言も恨みを発しなかった。それどころかそのようなことが2度と起こらないよう平和を願う記念碑を建てた」
(帰国後に国会で演説)

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    • 9
    • 原爆を落とした
    • 16/05/28 03:26:58

    >>8
    爆撃機を操縦したパイロットを許した女性がいました。

    それは彼女が、自分が本当に嫌悪しているのは戦争そのものだと気付いたからです。

    広島で殺された米国人の家族を捜し出した男性がいました。

    なぜなら彼は、その米国人たちの喪失感は彼自身のものと同じだと確信していたからです。

     私の国の物語は(独立宣言の)簡単な言葉で始まります。

    「すべての人類は平等に創造され、創造主によって奪うことのできない権利を与えられている。それは生命、自由、幸福追求の権利である」。
    しかしその理想を実現することは、米国内や米国民の間であっても、決して簡単ではありません。

    しかし、その物語にあくまでも忠実であろうとすることに価値があります。

    それは努力しなくてはならない理想であり、大陸と海をまたぐ理想です。

     全ての人のかけがえのない価値です。

    全ての人命は貴重であるということです。
    私たちは一つの家族の一部であるという根源的で不可欠な考え方です。

    それが私たちが伝えていかなくてはならない物語です。

     だからこそ私たちは広島に来るのです。
    それによって、私たちは、愛する人たちに思いをはせます。

    朝一番の子供たちの笑顔。

    食卓での配偶者との優しい触れ合い。

    親の心地よい抱擁。

    そうしたことを思い、そうしたかけがえのない瞬間が71年前のここにもあったのだと考えることができます。

    亡くなった方々は私たちと全く変わらない人たちでした。

     普通の方々はこうしたことを理解できると思います。

    彼らの誰もがこれ以上、戦争を望んでいません。

    むしろ科学の驚異を、命を奪うのではなく、もっと人生を豊かにすることに役立ててほしいと考えています。

     国家が選択をするとき、国家の指導者がこのシンプルな英知をかえりみて選択すれば、広島から教訓を得られたと言えるでしょう。

     世界はここで永遠に変わってしまいました。

    しかし、広島の子供たちは平和に日々を送っていくでしょう。
    なんと価値のあることでしょうか。

    それこそが守り、そして全ての子供たちに広げていく価値があることなのです。
     
     これこそが、私たちが選択できる未来です。

    広島と長崎は、核戦争の夜明けではなく、私たちの道義的な目覚めの始まりであるべきです。

    • 0
    • 8
    •  あの運命の日以来
    • 16/05/28 03:16:49

    >>7
     私たちは希望をもたらす選択を行ってきました。

    米国と日本は同盟を築いただけでなく、友情をはぐくんできました。

    それは戦争よりもはるかに人々にとって有益でした。

     欧州の国々は貿易と民主主義の結びつきによって戦場に代わって連合を作りました。

    抑圧された人々や国家は自由を勝ち取ってきました。

    国際社会は戦争を避け、そして核兵器を規制、削減し、最終的には廃絶することを求めた機構や条約を設けてきました。

     しかし、私たちが世界で目にする、すべての国家間の侵略行為やテロ行為、腐敗、残虐行為、そして抑圧は、私たちの仕事がまだ終わっていないことを示しています。

     私たちは悪を行う人類の能力をなくすことはできないかもしれません。

    だから、私たちが築いた国家や同盟は、私たち自身を守る手段を持たなければなりません。

    しかし、我が国のように核兵器を持っている国は恐怖の論理から脱し、核兵器のない世界を目指す勇気を持たなくてはいけません。

    私が生きているうちに、この目標を達成することはできないかもしれませんが、たゆまない努力で破滅の可能性を少なくすることはできます。
     私たちはこれらの核兵器をなくす道のりを描くことができます。

    私たちは新たな(核兵器の)拡散を止め、狂信者から核物質を守ることができます。

    これだけでは十分ではありません。

    なぜならば、原始的なライフルや「たる爆弾」ですら、非常に大きな規模での暴力をもたらせるからです。

     私たちは戦争自体に対する考え方を変えなければいけません。

    外交を通じて紛争を防ぎ、始まってしまった紛争を終わらせる努力をする。

    相互依存が深まっていることを、暴力的な競争ではなく、平和的な協力の名分にする。

    国家を、破壊する能力ではなく、何を築けるかで定義する。

    そして何よりまして、私たちは人類の一員としてお互いのつながりを再び想起しなければなりません。
    このつながりこそが我々を人類たるものにしているからです。
     私たちは過去の失敗を繰り返すよう遺伝子で決められているわけではありません。

    私たちは学ぶことができます。

    選ぶことができます。
    子どもたちに違う方法を伝えることができます。

    共通する人間性を説明し、戦争が起こりにくく、残虐性が簡単には受け入れられないようにする物語です。

    被爆者の方たちの話から、それらが分かります。

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    • 7
    •  世界にはこの戦争を
    • 16/05/28 02:57:06

    >>5
    記録している施設がたくさんあります。

    記念碑は勇ましさや英雄的な物語を伝え、墓地や収容所の跡は言い表せないほどの恐ろしい行為がなされたことを示しています。

    しかし、この空に上がったキノコ雲の姿は、最も明確に人類が抱える矛盾を想起させます。

    思想、想像、言語、道具作りなど、人類が自然界から離れ、自然を従わせることができると示す能力は、同時に、比類のない破壊力も生み出したのです。

     物質的な進歩や社会の革新が、どのくらいこうした真実を隠してしまっているでしょうか。

    私たちはどれだけ簡単に、暴力を崇高な理由によって正当化してしまっているでしょうか。

    すべての偉大な宗教は、愛や平和、公正さにいたる道を説いていますが、どの宗教も信仰の名のもとに人を殺す信者を抱えることを避けられません。

     国は犠牲や協力によって人々が団結するという物語を語り、台頭して偉大な成果を生みました。

    その同じ物語は、自分とは違う他者を虐げたり、非人間的に扱ったりすることに使われてきました。

     私たちは科学によって海を越えてコミュニケーションできますし、雲の上を飛ぶこともできます。

    病気の治療や宇宙の解明もできます。しかし、そうした発見が、効率的に人を殺す機械になり得るのです。

     近年の戦争は私たちにこうした真実を伝えています。

    広島も同じ真実を伝えています。

    技術のみの発展だけでなく、同様に人間社会が進歩しなければ、我々を破滅させる可能性があります。
    原子を分裂させた科学の革命は私たちに道徳的な進歩も要求しています。

     これが私たちが広島を訪れる理由です。
     この広島の中心に立つと、爆弾が投下された瞬間を想像させられます。

    混乱した子供たちが抱いた恐怖感を感じ、声にならない叫びを聞きます。むごたらしい戦争、これまで起きた戦争、そしてこれから起こるかもしれない戦争による、罪のない犠牲者に思いをはせます。

    言葉だけでは、このような苦しみを表すことはできません。

    しかし、私たちは正面からこの歴史に向き合い、このような苦しみを再び繰り返さないためにできることを問う責任を共有してきました。

     いつの日か、証言をする被爆者の声を聞くことができなくなります。しかし、1945年8月6日朝の記憶は決して消してはいけません。

    その記憶があるからこそ、我々は現状に満足せず、道義的な想像力の向上が促され、変われるのです。

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    • 6
    • 黒糖パン
    • 16/05/28 02:50:37

    >>1
    ヒロシマとフクシマを同等のように扱ってるマスコミが嫌だ。
    ヒロシマは外側から受けた犠牲、フクシマは国内の自業自得。

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    • 毎日新聞:米大統領広島訪問
    • 16/05/28 02:45:15


    オバマ氏の所感
    全文

     オバマ米大統領は27日、広島市の平和記念公園を訪問し、安倍晋三首相とともに原爆慰霊碑に献花し、黙とう。

    広島市の松井一実市長や長崎市の田上富久市長、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員の坪井直(すなお)さん(91)らを前に所感を述べた。
    所感の全文は次の通り。

     71年前、晴天の朝、空から死が降ってきて世界が変わりました。閃光(せんこう)と炎の壁がこの街を破壊し、人類が自分自身を破壊する手段を手に入れたことを示しました。

     私たちはなぜここ広島に来るのでしょうか。

    それほど遠くない過去に恐ろしい力が解き放たれたことを考えるために来ます。

    また、10万人を超える日本の男性、女性、子ども、多数の朝鮮半島出身者、12人の米国人捕虜の死者を悼むために来ます。

    その魂がもっと心の内を見て私たちは何者なのか、私たちはどのようになれるのか、振り返るよう語りかけてきます。

     広島を際立たせているのは戦争という事実ではありません。
    人間が作った道具は暴力的な紛争が古くから行われてきたことを教えてくれます。
    私たちの先祖は石から刃物を、木から槍(やり)を作ってきました。

    これらの道具はただ単に狩りをするためでなく、人間に対しても使われてきました。

    どの大陸においても文明の歴史は戦争に満ちています。

    食料不足や黄金への渇望、民族主義的、宗教的な熱狂から戦争が起こり、帝国が台頭し、衰退してきました。

    そして、人々は支配され、解放されてきました。

    その時々で数えきれない犠牲者が出て罪のない人々が苦しみ、犠牲者の名前は時とともに忘れ去られました。

     広島と長崎で残虐的な終わりを迎えた世界大戦は、最も豊かで強い国々の間で戦われました。

    その文明は世界にすばらしい都市や美術を生み出してきました。

    そして、思想家は正義や調和、真実という進んだ考えを見いだしてきました。

    しかし、最も単純な部族同士の紛争の原因のように、支配、征服を欲する本能という同じ根本から戦争は起きてきました。
    つまり、古いパターンが制約が働くことなく、新しい能力により増幅されてきました。

    ほんの数年間で6000万人が亡くなりました。

    男性、女性、子ども、私たちと全く変わらない人たちです。

    銃で撃たれ、殴られ、行進させられ、爆撃され、拘束され、飢餓に苦しみ、毒ガスにより、亡くなりました。

    • 0
    • 16/05/23 08:00:36

    >>3
    それでも騒がれない為にでしょ。
    政府が騒がなくても民間団体が騒いだりもあるから。

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    • 3
    • カレーライス
    • 16/05/23 07:57:10

    なんで捕虜を連れてくるの?

    日本は韓国みたいに騒がないのに…。

    • 0
    • 2
    • むぎごはん
    • 16/05/22 21:45:34

    「日本国民は一言も恨みを発しなかった。それどころかそのようなことが2度と起こらないよう平和を願う記念碑を建てた」
    ここ好き。

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    • 1
    • ドライカレー
    • 16/05/22 14:01:20

    マスコミがヒロシマだとかフクシマって表記をするのをよく見るんだけど、いまだに慣れない。異質な感じがする。同じ日本なのに差別的な表記の仕方だなーと思う。
    広島や福島に住んでる人たちはどう思ってるのかな。見なれたのかも知れないけど。

    • 0
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