• No.628 ゼリー

    16/06/02 15:12:04

    毎日新聞

    「日本守るためここにいる」戸惑う基地の街

     「良き隣人」を目指してきた米兵や、基地の街で暮らす人たちは何を思うのか。
    男が勤務していた極東最大の米軍嘉手納基地周辺。

     「僕たちはアメリカのためでなく沖縄のため、日本を守るためにここにいるんだ。事件が起こるたびに米兵がみんな異常者のように見られるのは悲しい」。

    基地第2ゲートから伸びる通称「ゲート通り」(沖縄市)を散歩中の米国人の中年男性が暗い面持ちで答えた。

     海兵隊員として沖縄に駐留し、除隊後に嘉手納基地で軍属として働いているという。

    イラク戦争に従軍した経験もあり「PTSDになった仲間もたくさんいるけれど、温かい人間の心を持っていることに変わりはない。
    日本人の犯罪も起こっているのに、米兵の犯罪ばかりが注目を集める」と声を落とす。

     声を掛けると
    「何も話せない」と足早に立ち去る外国人もいたが、数カ月前に沖縄に赴任した20代の海兵隊員3人組は「あまりにひどい事件で僕らも苦しい」「(外出禁止は)当然のことだ」と硬い表情で口をそろえた。

     一方、通りを歩いていた地元の女性会社員(26)は
    「(米兵への)見方が変わった。楽しい人たちだと思っていたが、今はじっと見られると怖い。
    夜歩くときは一人にならないようにしている」と声をひそめる。

     「一人一人の米兵は悪くない。
    でもそうして思考停止して基地を許してきた私たちにも責任があるんじゃないか」。
    女性(81)は終戦直後に米兵による女性暴行が相次いだことを思い出し「いつも被害に遭うのは女や子供」と涙を浮かべた。

     夜になると通りに米兵の姿はほとんどなくなった。

    飲食店を営む元米軍人の男性が「商売にならない」と毒づく。
    10年以上沖縄に暮らし、米軍を除隊後、基地、外の建設業で働く客の男性は
    「自分たちは沖縄のコミュニティーの一員だと思っている。
    大半の人は普通に生活しているんだ」と理解を求めた。

    綱紀粛正策が発表され、人がまばらなゲート前通り=1日

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