２０歳女性が行方不明=写真公開で情報呼び掛け―沖縄県警 へのコメント（No.595）

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時事通信

オバマ大統領は、安倍首相と首脳会談を行い、沖縄の女性死体遺棄事件で元アメリカ兵の男が逮捕されたことをめぐっても意見を交わす。


◇事件への怒りと
米軍基地の撤去を
アピール｡

　在沖縄米軍基地に反対する団体などが２５日夜、東京・永田町の首相官邸前で緊急の抗議集会を開いた。

約４００人が参加し、「基地のない沖縄を」などと書かれたプラカードを示して抗議した。

　市民団体の代表者らが「米軍属による数々の犯罪が悔しく、我慢できない」
「女性の人権と基地は両立しない」とスピーチ。

参加者から拍手がわき起こった。

文京区の会社員、宍倉良枝さん（６３）は「事件を聞いて
『またか』と思った。戦後の矛盾が沖縄に集中し、本土の我々にも突き付けられている」と話した。


◇大統領へ基地縮小決議

「希望を奪う米軍は出ていけ」「基地のない平和な沖縄をつくろう」とシュプレヒコールを上げた｡

団体の共同代表を務める稲嶺進名護市長は「軍事施設が集中する状況を変えないと、（米軍関係者による）事件事故はなくならない」と述べ、米軍基地の負担軽減を訴えた｡

「なぜわたしたちの命はこんなに軽視されるのか」と事件への怒りをあらわにした｡

この後、オバマ米大統領と安倍晋三首相に送る決議として、米軍基地の大幅な整理縮小や普天間飛行場の名護市辺野古への移設断念などを求めることを採択した｡

　「命を奪う米軍は出て行け」などと怒りをぶつけた。

日米首脳会談に対し「米国に再発防止を求めるだけでは同じことの繰り返し」と批判も出た。

「これ以上基地の重圧に耐えることはできない」と米軍基地の大幅な整理縮小などを求めた。

　那覇市の民謡歌手、山本藍さん（３８）は、「彼女や彼女の両親を思うと涙が止まらない。追悼の意味を込めて毎日、黒い服を着ている」と話した。

豊見城（とみぐすく）市の会社員、瀬長結さん（２６）は
「普段は集会に参加しないが今回はどうしても来たかった。県民全員の問題、誰もが当事者だ。本土の人も沖縄の歴史を理解してほしい」と涙を流した。
　　
集会で黙とうする
参加者=25日夕